今年の初キャンプ 河津七滝オートキャンプ場
1月18日、時刻は朝 5時50分
気温はわからないが
寒い
自宅門を出て、50メートル程バイクを
やっこらせ と 押す
まだ、早朝、
暖気の排気音で睡眠中の方に
迷惑はかけたくない
これでもご近所さんには
気を使っております
チョークを引っ張り、キーをオンにして
スロットルを2回あおる
効果の程は不明だが
こうするとエンジンのかかりが
良くなる気がする
そして
セルを3秒程「シュルルル」と回す
が、エンジンはウンともスンとも言わない
また、もう一度 回すが結果は同じ
ここまでは想定の範囲内
3回目、今度は少し長めにセルを回すが
相変わらずエンジンは沈黙・・
ここらで少し「オイオイ」と不安になる
4回目、
排気音に「プスンプスン」
という音が混じった。
きっと次でいけるだろう
そして5回目
予想通り「ボボボオー」っという
排気音と共に、カムがシャカシャカと
目覚める
15年落ちのキャブ仕様、
しかも単気筒、
冬場、久々に股がる愛機の始動は
少々時間がかかる
仕事の車だったら 煩わしいだけだろう、
しかし、趣味性の高い 乗り物、
この 「エンジンに火をいれる」
という儀式、それなりに 愉しい
空を見上げると小雪がちらついてきた
アイドリングが安定してきたのを
見計らい、出発する
今日の出撃ルートは
自宅→千葉市街→357号線→有明→
銀座→246号線→渋谷→用賀→
東名高速
とこんな感じ
千葉県の僻地、私の住む家から
千葉市街までたどり着くにどうしても
ひと山 越えなくてはいけない
冬、用心するのは「スリップ」
バイク事故のリスクは車の比ではない
特に危ないのは、
あの鼠峠、魔の連続コーナー
あそこの凍結路面・・
そんな事を肝に命じ
安全運転にて無事千葉市街を抜け
更に 大都会 東京を抜け
東名高速 港北パーキングに到着
ここまで来るのにひと苦労
一年でイチバン寒いこの時期
さすがにバイクも少なめです
本日の目的地はこちら
百恵ではありません
そう、
伊豆です
ソロキャンプでは初訪問
1人では一度も足を向けなかった
何故ならば
伊豆というこの地域
私にとっては少しばかり
億劫な場所という思い込みがあった
なにせ人気スポットだけに
行き帰りが混んでいるイメージ
(ちなみに夏しか行った事がありません)
そして やたらと有料道路が多い
行きたくないのに、有料に入りこんで
しまうのは私だけでしょうか
ルートは小田原から東回りの海岸線
しかし、いい景色ですな
夏の土日は渋滞だろうが
冬場は比較的スイスイ
名も知らぬどこかの海岸ですが
絵になる場所がいたる所にある
途中通過する温泉街に立ち上る
湯けむり
伊豆には海があって山もあり、
そしてなんといっても
温泉ですよ、
温泉
温泉なら千葉にもあるじゃないか
養老温泉とか、勝浦つるんつるん温泉とか、
とおっしゃる方もおるかも知れません
・・が
申し訳ないが
なんか・・違うのですよ
千葉の温泉とは・・
本日の目指すキャンプ場は
ライダーに人気の
河津七滝オートキャンプ場
場内にはなんと
24時間入浴可能の
温泉露天風呂があるという
かねがね一度、是非 、
是非とも
お邪魔したい
そのように思っておりました
シーズンオフとはいえ
人気のスポット
市街地はそこそこ渋滞があり
意外と時間がかかってしまった
河津町にて食材を仕入れ
キャンプ場を目指し国道を北上する
・・が
行けども行けども
キャンプ場が見当たらない
ツーリングマップを見返し
「ここいらだよなあ・・」
と何度も行き来を繰り返したが
場所がわからない
完全なる下調べ不足
電話して聞くかなあ と思い始めた頃
道路の眼下、川沿いに温泉街
らしきものを発見、
「あれかな? 」と思い、下りてみると
正解
ループ橋をくぐるように目的地を進む
私の持つ ツーリングマップでは
到底たどり着けませんでした
海側から来る場合はループ橋手前で
右折です
山側からだと逆
温泉街というより温泉郷
そんな通りを抜けると
ありました
こちらが受付
河津七滝オートキャンプ場
シーズンオフ料金
バイクソロ、1500円也
こんな岩盤浴のような施設も
併設されております
サイトはこんな感じ
特徴はこの
スノコ
まあ、テント張るのは平坦でいいが、
タープがちょっと張りずらいかな
最初、場内は全体的に狭いか、
と思ったが、懐深い作りに
なっており、奥にはバンガローもある
本日はいかにもバイカーという
グループ、そしてバイクソロの方
のみ
全てオヤジ
女 子供、ファミリー無し
どうやら本日は
オヤジ天国のようです
(ニヤリ)
先行者の方に軽く挨拶をして
今宵のねぐら場所を確定
目の前にはこんな渓流もあり
水の流れが耳に心地よいサイト
ささっと設営を済ませ
お楽しみのこれ
これですよ
露天風呂
これ浸かりに、千葉くんだりから
わざわざやって来たようなもの
いやいや・・いい
もっとこじんまりしているかと
思いきや、けっこう広い
湯がコンコンと湧き出て
実にいい湯でした
長時間狭いシートに座り、
痛む 尾てい骨に
じーんと効いた
ひとっ風呂浴びたら
酒とメシ
今宵のクッキング、
そして 夜の寒さはこれでしのぎます
マナスルストーブ
炭や焚き火のたぐいはかさばるので
持ってこなかった
このマナスルという逸品
火力はちと弱いが、燃料は灯油なので
経済的、
長時間使うにはもってこいの代物
それに「シュゴーー」というジェット音
寒い夜にはこれが何故か頼もしい
マナスルで
ホットドリンク
作りながら、ふと 思う
「最近、ますます ジジイになったなあ~」 と
(私事で恐縮です・・)
理由その1
目が弱った
久しぶりにツーリングマップ見たら
「も、文字が読めん・・ 」 と驚いた
マップを近づけたり離したりと焦点を
合わせてなんとか解読した
理由その2
下半身が弱った
いろんな意味で です
理由その3
朝の連ドラを見るようになった
「あまちゃん」に引き続き
「ごちそうさん」も欠かさず見てる
もちろん録画で
理由その4
これ
日本酒がやたらと好きになった
チビり飲んで「ぷーー」っとつく吐息、
ボソリとぼやく 独り言、
これが妙に心地よい・・
私の酒棚には
大関のものも 2リットルパックは
欠かせなくなってしまった
これは・・もしや
アル中ジジイ まっしぐらなのだろうか?
いつものように早寝するが
夜中に目が覚める
しかし、これはいつもの予定通り
お楽しみの
露天風呂にゆったり浸かり
火照った体に、凍りつく直前の
キンキンに冷えたビールを流し込む
日本酒も旨いが、これもたまらん
そして、夜食のチャーハンを暖め
わしわしと 喰らう・・
これがまた至福の時間
程よく酔い
また就寝
翌朝
温暖な伊豆とはいえ、けっこう
冷え込んだ
雪もちらついたもよう
早めに出発しようと思ったが
路面が落ち着くまで遅らせたほうが
良いだろう
風呂入って
付近を散策
このキャンプ場
こんなふうに家が近くにあるので
ワイルドとは言いがたい
が、
しかし、しっぽりとした
なんともいい雰囲気の心地よさ
そして天然温泉露天風呂
ビールの自販機も受付の中にあるし
(私にとってはこれだけで及第点)
ゴミ捨て場もある
ライダーに人気があるのも
わかりますわい
こんな自販機もあり
小腹も満たしてくれるでしょう
お昼前、10時頃
キャンプ場を後にした
・・やはり 伊豆はええですな,
2泊くらいしてゆっくり散策でも
したいもんです
そんだけ魅力多い場所なんで
そして、箱根、伊豆の
名物といえば
これ
「博物館」「美術館」
メジャーな所から、○○秘宝館と
いった怪しげな所までまでやたらと
あるが
受付に置いてあったこれが
やけに気になった
これです
なんだ・・ここは?
・・気になる・・
立ち寄ってみたいが、
今日の帰りのコースとは逆方向
無念は次回晴らしたいと思います
では
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