冬キャン支度その1(シュラフ購入編)

ただのおじん

2014年11月11日 05:25



今年も残すところ あと2月弱というところ・・

そろそろ冬キャンシーズンの到来ですな



「冬にキャンプは行かないよ、寒いからね」

という方も多いと思いますが

厳しい冬のフィールドしか得られない物も
あるもんですよ
私にとって、冬こそキャンプの王道


凍える手に息を吹きかけ、マッチをすり、

火を起こす

たね火の小さな炎に手を擦りあて

「うう~ さみ~~」 と一言


・・ああ
なんと愉快なひと時なのでしょう・・



しかし、

しかし、前にも述べましたが、この私、
会社の同僚などには 冬にキャンプ行くなどとは
口にしない

ましてや1人っきりで行っているなど絶対に
言わない

それは何故か?


たとえば、隠れSMファンであっても

「俺 、SMクラブ 行ってるよ、楽しいよ」

などと おおっぴらに公言はしないと思う

それと同じで、「変な奴」「変わり者」
などとは思われたくないからです


私にとっては 冬のソロキャンプは
「秘かな 変態プレー」





まあ、その「秘かな変態プレー」も
それなりに快適に過ごすには、
ある程度の装備が 必要

という訳で今回は寝袋を新調しました


その よもや話です






皆さん、寝袋は何をお使いでしょうか?


これが27年程使っている私 愛用の寝袋
(小汚いのはご勘弁)



イスカの化繊シュラフ


価格はいくらか忘れてしまったが
安くはなかったと思う

本当はダウンが欲しかったが、当時は高くて
薄給の私には買えんかった


実はこれ 春夏秋の3シーズン用

だが、20代の頃はこの寝袋にシュラフカバー、そして、ありったけの重ね着をし 、冬の八ヶ岳
に3度出撃して-15度の夜を凌ぎ、
4泊5日南アルプス年末年始合宿にも耐え、
2月の御嶽山 風雪の一夜も過ごした

寒かったが、まあ、けっこう寝れた



ちょうどその頃
80年代、私のヤングな頃の写真



この頃は、体力あった・・



しかし、この寝袋、25年以上使い、思い出も
いっぱい詰まっているものの、
ペナペナのせんべい状態で断熱性が著しく衰えている
更に追い討ちをかけるかのように、年のせいか、寒さに抵抗力が無くなり、
ゴールデンウィークの時期でさえも寒さの余り
目を覚ましてしまう



当然、冬場はこれ単独では使いもんにならず、
写真の封筒型寝袋とダブル重ね



これでなんとか極寒期のキャンプを乗りきってきた


車ならばそれでいい

だが、バイクだとこれがかさばって
やたらと荷物が多くなり

「凄い大荷物ですね、
北海道でも行くんですか?」
と言われてしまう


なので、この冬は絶対 寝袋を買ってやろうと
春から決めておった



問題は何を買うか? だ


車が移動の手段ならば化繊の選択もありだろう、
だが、足がバイクなので、当然、ダウン 一択

ただ、ダウンシュラフにも様々なグレード仕様がある

その選択を、二通りのパターンで考えた

1つは
そこそこオールシーズン使え、とにかく
コンパクトで、荷物を減らしパッキングを楽に。
ただ、厳冬季は着こんで寒さをしのぐという
春夏秋 重視パターン


もう1つは、冬、暖かく、秋、春も
使えるが、夏は暑いので別のシュラフを利用する
という秋冬春重視パターン

この二つを考えた


メーカーはバリエーションが豊富で評判もいい
モンベル社の物か、

永久保証のメイドインジャパンで
硬派な山男から「シュラフならココ」
と言わしめた ナンガ社の製品

この2社を候補にした


安物好きな私の事ゆえ
1万円前後の安価な物にも惹かれたが、
かつて 山の先輩の言葉

「寝袋は大事だぞ、なるべくいいのを買え」

という語句が脳裏に甦る



そして、迷いに迷って


結局

スパイラルというのに惹かれ
モンベル社のシュラフに決めた







この伸縮性がいい

冬場、テントの中で、下半身はシュラフに入った
ままで、氷る直前のキンキンに冷えたビールなど
飲むのもオツなもんだ


最初はウルトラスパイラルだの、FP800だの
商品ラインナップが多く、訳がわからん
かったが、なんとなく掴めてきた

防寒性能はで表示され、更に、
ダウンの空気保有性能FP(フィルパワー)で表示されている

FPの数値が多い程畳んだ時コンパクトになるし
軽い。 ただ、そのぶん価格も高い


悩むのは、実際どの位暖かいの?
だろう

クチコミを見ても、ある人は暖かい、
ある人は寒かった と言う

寒さは人それぞれなので当然であろう


色々と吟味した結果
♯2か♯3でまた迷いに迷ったが、
♯3だと 冬場ちと寒いかと思った

極寒期、寒いのはもう嫌なので
♯2に決めた。
秋冬春重視のパターン


FPは予算の関係で650にした
リュックを担ぐ登山ではないので、
それで十分と判断したのだ


モンベル ダウンハガーFP650 ♯2

限界気温は-15°

温いにこしたことはないが、
バイクなのでそんなに極寒地には行かないと
思うのでこんなもんで十分ではなかろうか



色々ネットで調べたが、アマゾンが安いかと
思い、目ぼしい商品を選択し買い物かごに
入れておいた

後は、ポチっと購入をクリックするだけ


たが、そこですんなり購入しないのが私の性格

「まだ、他に安いところはないか?」
「やっぱり、♯3のがコンパクトでいいかな」
などと、ぐずぐず迷い、決めかねていた


しかし、季節はどんどん寒くなり、もう買わなくてはいけない、やっぱりこれでいいや と決意し
ある時 アマゾンの買い物かごを開いたら


・・ガーン

すでに 売り切れ

入荷予定なし



皆さん考える事は同じ 、冬支度するのね・・



やはり、季節物 は
買う時に買っておかないとこういう結果になる

急に焦りだし、ヤフオクもチェックするが
モンベル社のシュラフの出品が極端に少なくなっている

化繊はある、ただ ダウンがない、あっても♯5とかどえらい高価なウルトラライト♯0
私の欲しい お手頃価格の♯2 FP650がない

やはり、この辺りが売れ線なのか?
ダウンはナマモノなのか?
だから作り置きしないのだろうか?


もう、しようがないから、少々高くとも
正規のオンラインショップで購入するか・・
と思うも、せこい私めは一度安い価格を見てしまった後、
100円でも高いと・・嫌な性分




という訳で

今回、モンベルは縁が無かったということで・・・







じゃ~~~ん


ナンガダウンバック STD 600

結局、これを購入


この600はダウンが600グラム入っているという意味
ちなみにFPは650


カタログ上は限界気温-12°となっている
+10としても-2°

こんなもんでいいのではないですか?
ダウンが多いとデカくなるし

限界温度的にはモンベルの♯2と同等でしょう


オーロラシリーズという防水シュラフもあったが
テント内で煮炊きはしないので、結露もそんなではないのでこれでいいと思う


購入はヤフーのショッピングサイト
価格は送料込みで2万チョイ
受注生産らしく、届くまで2週間程かかった






やっぱり 安心のメイドインジャパンですよ




長年の愛用品と大きさ比較してみた

FP650ながら、ナンガのが一回りコンパクト

これで少し荷造りもラクになる



カラーはコバルト色をチョイス






やはり、ダウンは袋への出し入れがすごくラク


入り口が二重構造になっているのがまたいい




今は当たり前なのだろうけど
ダブルになってるのですね





早速、自宅で 試し寝


自慢ではないが、私の部屋 建築業者が断熱材
をケチったのかけっこう寒い

就寝の格好は下はパジャマ、上はTシャツのみ

それで一晩寝た結果の感想




ファスナーを全部締めると 暑い

なので、ファスナーを開けてちょうど良かった

寝ごごちはグッド、化繊より断然いい

ふんわり包み込まれる優しい
肌触りがなんとも心地好い

気に入った

もっと早く買えば良かった



まあ、家の中なんで あてにはならないが
今の寝袋よりは かなりしのぎ安くなるでしょう


次回は実際のフィールドにての
レポをします



では






後日談です


11月23、24日と 富士山の麓
朝霧高原にてキャンプしました

就寝の衣服
下はヒートテックのタイツ、上は
ヒートテックの長袖肌着、コットンシャツ
というスタイル
念のため、足もとにホッカイロ1つ

ひじょうに快適、よく眠れました

寒さ感はゼロ
まあ、冷え込みもさほどではなかったが

厳冬期も、少し着込めば
問題ないかと思います













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