おじじだって海水浴キャンプしたいのですよ・・

ただのおじん

2015年08月26日 06:06




「ふうーー」





「はふーーーーーーー」



あれですな・・・



夏がもうすぐ終わっちまいますな・・

ザザ~~~(波の音)





今年の夏は

北海道デビューという大きなイベントの

おかげで、私の夏はいつもの年より華やいだ感は

あるものの、



・・なんか忘れてる

そんな気がしたのです



その なんか を思い出し

8月の22日と23日、2日間でその場所を訪れた



その 場所 とは・・・





長渕剛10万人ライブじゃありませんぞ




それは

海水浴キャンプ




その探訪日記です、よろしかったら続きをどうぞ











私が子供の頃、夏休みの楽しみといえば

一番は海水浴だった

青い空に入道雲、波と戯れ、海の家でかき氷、

1日遊んでも飽きることの無かった

あの夏・・ あの海・・









千葉県は南房総市にある

根本マリンキャンプ場が23日で今シーズンの

営業を終了するという情報を得て

「むむ、これは 行かねば・・・」 と

急遽、出撃決定





この、根本マリンキャンプ場、

実は我が家が初めてファミリーキャンプをした

場所がこのキャンプ場だった


我が家は、妻がインドア系、娘がアキバ系という

ことで、それまでキャンプとはあまり縁がなく、

家族の旅行といえば、ホテルや旅館に泊まるのが

常だった

ところが、当時、私が働いていた会社が傾き、

あえなく、倒産 (;´д`)

私はろくに給料も貰えず、我が家の経済状況は悪化

そんな厳しい時期だったが、季節は夏休み、

子供は 「どっか連れていけ、親だろ」 という

しかし、旅館に泊まる金はなく、

なんかの景品で貰ったテントがあったので、

安上がりにキャンプでも行くか、と

訪れたのがこの根本マリンキャンプ場だった


一番はしゃいだのは家族より、私かもしれない

海から上がって飲むビールが五臓六腑に染み渡り

醤油からめて焼いたイカゲソがもう無性に旨かった


夜、波の音を聴きながら目を瞑り、

・・俺ってこういうの好きだったな

と思い出させてくれたのがこのキャンプ場


その後、進撃のソロキャンパーの道を歩むようになるとは

まだ、この頃は気づいてないが・・・






とまた、どうでもいい話が長くなりましたが、

まあ、思い出深いキャンプ場って事ですな







今回は久々に愛車1号機

すーぱーしぇるぱの出番


愛機にいつものキャンプ道具をくくりつけた

にょきっと突き出てる、カラフルな赤い棒は

海水浴の定番アイテム

ビーチパラソル


パラソル? キャンプだったらタープでしょうが

とのご意見、ごもっともですが

理由はあとでご説明しやす





我が家からキャンプ場までは約2時間ちょい


これが本日のスケジュール


8:00  出発
     ↓(途中買い物)
10:30 到着

11:00 設営完了

   軽く海で遊ぶ
11:40
    昼食及び昼寝
14:00
   シュノーケリング
15:00
   磯遊び
16:00
   休憩、読書
17:00
   入浴
18:00
   夕食(ひとり宴)
     ↓
     就寝
     ↓
   トイレに起きる
     ↓
   ひとり二次会


・・てな訳でけっこう忙しい







しばし、山道を海へ向かう






目的地は南房総市白浜町

千葉県の最南端です








御宿に到着

こっから海沿いを南下



台風からのうねりで波がけっこうでかい


・・こりゃあ、海水浴は遊泳禁止かな・・

と、ちょっとがっかりだが、気を取り直し南に向かった






勝浦です

南風ですな、

これから向かうキャンプ場は、南風が強いと、

ちょっとしんどいキャンプ場

ますますテンションが下がるが、晴天に勇気づけられる








鴨川まで来た



左手には鴨川シーワールド



さらに南下



鴨川オーシャンパーク辺り、海面真っ白

遠くが白く霞みがかかったようになっているのは

波しぶきによるものでしょう

・・こりゃ、帰ったら バイクを

速攻洗車しないと錆びるな・・

などと思いながら、スロットルを開ける




千倉辺りでしょう




ここまで来れば、目的地はもうすぐ




波が炸裂しとりますな



道路が波しぶきで濡れておりました






キャンプ場到着の前に買い出しを済ませる


こちらは南房総の定番スーパー

ODOYAさん






予定時刻に到着



根本マリンキャンプ場

夏だけ運営の海水浴キャンプ場

私は4回目の訪問となりやす

ちなみに バイクソロ 1200円也





もし、これからというか、今シーズンは終了して

しまったので来シーズン行ってみっかという方

そして、ここで海水浴キャンプがしたい

ソロキャンパーの方


ここのキャンプ場をざくっと紹介します



まず、入口で受付済ますと

・・さて、どこにテントたてっか?・・

となると思います


ソロキャンの場所選びは大事です

そこが、海遊びの基地となるわけですから


ここは大きく分けて、

右サイドと左サイド、正面に分かれます




こちらが右サイドです




奥は比較的まったり出来ます


仮設便所が建ってますね、その辺りは空いてます

便所の前でもOKという猛者の方はお勧めかもしれません




こちらが、左サイド







ちょっと凸になっていて設営しにくい感があり、

メインビーチから遠い、というのはありますが、

孤高のソロキャンパーには

この左サイドを 是非 お勧めします(ニヤリ)


この凸凹が、ちょっと・・

と思われるかもしれません

しかし、武将が平坦な場所に城を築きますか?


そうなんです、この地形が

ナイスなオヤジの砦となってくれるのです


ファミリーは水廻りに程近い正面や右サイドがいいでしょう





普通車やオンロードバイクの方は埋もれないように注意、

オフロードバイク、または四駆の方はずんずん行っちゃってください




ただ、行き過ぎると、このトイレから遠くなります



海でするからかまへん、と言う方もおりますが・・

マナー的には宜しくありません




そして、ソロ しかも 年配者の方には

ここで気をつけたい事を提言しておきます


それは・・


顔見知りとの遭遇 に注意して下さい



遠くのキャンプ場で知人に会うことは皆無、

だが・・

海水浴場ではひょんな出会いがつきものです


特に会いたくないのが

会社の同僚 若い女子社員・・・



「この前、彼と海に行ったら、只野さんが、1人でキャンプしてたのよ」

「えー、マジ!、ジジーが1人で海水浴、しかもキャンプ? 普通 行くか?」

「でっしょでっしょ、もしや水着ギャル狙い?写真とか撮って、ブログに載せてるんじゃない」

「ありえるー、チョー キモ!、只野、あいつヤバイよ ヤバイ!」



などと・・・

良からぬ事を噂されかねません




・・・おじじだって・・海水浴したいのです





夏を惜しんで、太陽を浴び、

少年のように海で遊び、

浜辺で酒に酔いしれ、

矢沢のひき潮を聴きながら、

今宵の月に涙する・・


そんな、ロマンチックな男の哀愁なんぞは

あいつらには

到底 わからんのです!



・・・すいません 少し興奮しました


だから、面隠しの

帽子とサングラスは持って行ったほうが良いですぞ

(こんな心配をするのは私だけかもしれないが・・)








私は風が強くなった場合とかを考慮して、

トイレからさほど遠からず、テント村から離れた

このポジションを選びました



ここのビーチのいいところ

それはここの 

貝殻が碎けた系の大粒だから、

肌にくっついてもパラリと落ち、

テントの中が砂だらけになりません
(少しは入る)


だが、その反面、

付属のペグはここでは気休めにしかなりません




私は木杭、それと土嚢袋に砂を入れアンカーにします


先行者の残置土嚢がある事も期待出来ますが、

ホームセンターで買っておいた方が得策でしょう




設営完了です



少し高台で、真ん中が凹んだ地形、これが風を防ぎ、

一般人のガン見防止も兼ね備える天然の城壁


オヤジ砦の完成




アジトをつくったら、海に「そりゃー」と叫んで飛び込めばよいのですが、


あいにく、海は大荒れ



予想通り遊泳禁止

ここらの海は千葉の中でも抜群の透明度

それが、荒れて濁っておりますな

せっかく持ってきたコイツも不要です






私は日光浴をしてガングロになりたい希望はないので

日陰をつくる為にパラソルを立てた



タープじゃなくて、何故パラソルかというと、

ここのキャンプ場、テントとタープ、

別々にお金とられる・・

とまあ、そんな せこい理由です






さてさて、時間はまだ午前

夏の一日、ここでどう過ごすか・・・






波は荒いが、風は穏やか


まあ、ビールでも飲むか、と

さしみをつまみに

ビール風飲料を・・ゴクゴク


プハーー やっぱ海見ながら飲む酒は

美味し・・



腹が膨れたら、読書


外人さんはよくビーチとかプールで本読んでるんですよ
(少ない海外経験談、しかもかなり昔)


それにあやかって

家から持ってきた書籍



シェルパ斎藤氏 著

いきあたりばっ旅



これをしばし読んで、眠くなったら昼寝




起きて、膝くらいまで、海につかりちょっと

遊んでみたりする



そんな事をしてたら、日も傾いてきたので


入浴施設に向かった


行った先は、キャンプ場からほど近い ここ


安房自然村


ここに、不老不死温泉という立ち寄り湯がある
(ちょっと違う名前かもしれないがこんな感じ)



ここの 名物 洞窟風呂


(画像は拝借しました)



さて、入浴券買うかな、

と思ったら、マイクロバスで団体さん来場


おいおい・・ ということで

結局、入浴中止して、Uターン


私の記憶では、ここの浴槽そんなに広くなかった


金払って、窮屈な浴槽に 「すいませんね」

と言いながら、体を縮こまらせたくないですから


なので、キャンプ場に戻って水シャワーを浴びた

これが日に焼けた肌に気持ちいい





そして、ひとり宴の始まり



写真の小瓶はウォッカだが、中身は大五郎

それをウーロン茶で割ってちゅるちゅると啜る


特に調理する物はシャウエッセン炒めたくらい



あとは出来合いの物



すいませんね、

いつも美味しそうな写真載せられなくて・・・


他の方のブログ拝見すると、

ほんと 旨そうなモン食ってると感心しますわ






夕陽がえかった







そして日没



本来はさざ波のシーソングを聞きながら

グラスを傾けたいところだが、海からは

大波が砕けるゴオーという轟音


なので、ラジオを付けた

このキャンプ場、何故か静岡放送がよく入る

奇遇にも、ラジオから田中星児が歌う

カントリーロードが流れた

ラジオの若いパーソナリティーが、

田中星児さんという方が歌う、と曲紹介をしていた

という方・・・その言葉に、田中星児知らないのか・・

と 時代を感じた




そして早めの就寝











夜中、尿意を模様したので、トイレに行った

さすが、ちょっと離れたテント村も寝静まっていた



そして、月を眺めながら

ひとり二次会



結局、

スケジュール通りにいったのはこれだけだった










翌朝






おやおや、海をみるといがいとおだやか


これは、いけるんじゃない?

と期待したが・・・




こっち側を見ると

ダブルオーバーヘッドの波が炸裂



本日も遊泳禁止決定


どうするかと迷った

朝からビール飲んでマッタリするか、とも考えた

ただ、それをやったらいつものパターン



本日はアクティブに、ということで

涼しいうちにこのオヤジ砦とも別れ

釣りにいく事にした







昨日来た道を少し戻る




どうですかこの波


本当は磯場でルアーやワーム投げて遊んでみよ

思たんですが・・・

死にますな・・この波じゃ






こちらは乙浜港




ここで、何が釣れるかよくわからんが


こんな仕掛けと青いそめ買って


なんか釣れるだろう、

もしかして、黒鯛釣れるかもな・・

などと、少し期待して仕掛けを

ぽーんと放り投げてみた




 ・
 ・
 ・
しばし、時がたつ




しかし


あたりなし



餌を何度か付け替える








しかし


フグも釣れん







そして、また 待つ






リールを巻いて引き上げるも、付けた餌が

だらーん とそのままの状態で上がってくる


「やれやれ、餌とりもおらんのかい・・」

と ぶつくさ1人言



自慢ではないが、

私には忍耐とか我慢とかが欠けておりやす


そして、私の持論


釣れない時は、絶対釣れない

(・・あまり釣れたこともない)




結局こんな物を釣り上げ





適当な頃合いで引き上げた






同じ道を帰ってもつまらないので



帰りは山道を選択

久しぶりに南房総の山道を堪能してみる




千葉はこういう名も無き県道がシブイ


いいではないですか、このカントリーロード




おおお、これは北海道ばりの直線



スロットルを開けると、シェルパの単気筒が

うなりを上げた





ちょっとしょぼいワイディング



これはこれで千葉っぽくて 味わい深い




410号線


ここらに「ロマン共和国」という気になるテーマパークがあるが

今だ訪れたことは無し




けっこう、千葉も南の先端から山道通ると

走りごたえありますな

しかもスタンドが無い

ガス欠するんでは、とハラハラドキドキ




大多喜辺りでやっと給油して

牛丼食って帰りやした





今回は、無念にも海水浴は出来なかったが、

海で過ごしたので、

まあ、よしとしましょうかね・・



では





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