超穴場温泉で紅葉キャンプ

ただのおじん

2016年11月16日 09:33





さて


さて


久しぶりの野外生活となりました


仕事が入ったり、野暮用があったり

「よし、今度は行けるぞ」 という時は天気が悪かったり

と、まあ めぐり合わせの悪い事悪い事


物置小屋を作らないかん・・ ってのもあったし




夏休み以来の出撃でございます








その前に、まあ、どうでもいい話ですが


愛車に独自の名前を付けている方っていますよね



たとえば、


CBに シビ子

ハヤブサに ぶさ丸

トライアンフに ボニー

ニンジャに 忍ちゃん


なんてのがネーミングの一例で


愛車に秘かに自分だけの呼称で

「○○号、今日も頼むぜ」

と語りかけるのは

今日も無事で・・という願掛けかもしれません






発表します


1999年生まれ

我が3人娘の名前がやっと決まりました




そのネーミング




まずは 1号機シェルパは



百恵





次女のTDMは



淳子





そして、三女 JB23は



昌子



となりました





フフフ  どれもピチピチの17歳

(おまえアホか? というのは重々承知)








今回の旅の相棒は


淳子







たまに私を痛い目に合わせる気の強い娘ですが

信頼のおけるやつです

(この中では一番エンコしなそう・・)














天気は快晴



気温も上々 無風

絶好のツーリング日和となった






どこへ行こうか? と

数日前から迷っていた



温泉隣接で紅葉が綺麗な場所がいい

眺めが良ければなお良し・・


そんな事を考えていた


風呂にゆったり浸かり

赤く染まった山々を眺めながら 火照った体に

冷えた金麦を流し込む


・・ええではないですか





行きたい場所はあった

甲府の方に「ほったらかし温泉」という眺めのいい温泉があるという

隣接するキャンプ場もなかなかで

近くにはパインウッドというこれまた眺めのいいキャンプ場があるらしい


そこに行ってみるか、とルートをマップで確認した



・・・しかし


紅葉時期、それに快晴が重なれば

人気スポットは絶対混むな、というのは過去の体験で得ていた


ぎゅうぎゅうのキャンプ場も嫌だし、

予約がいっぱいで結局設営出来ず、今宵の宿泊地を求め、

あっちこっちとぐるぐるさ迷うのもちと困る



そんな折、ふと ひらめいた


・・たしか、穴場の温泉キャンプ場がある

という情報を以前にいただいた事を思い出したのだ












宇都宮から県道63号線を川治方面に北上







紅葉のワイディングロードにテンションが上がる






そして国道121号線



クルマでは絶対に味わえない解放感
(オープンカーは別ですよ)

鬱積したストレスがすうっと抜けていく










次々に現れる紅葉に染まった山々が

秋風と共に五感に滲る・・




ええではないですか・・








途中、気になるスポットを発見









寄りたい気持ちを

「お金がもったいないもったいないもったいない・・」

と呪文のように唱え煩悩を振り払った



そして

目的地に向けアクセルを開ける









やがて、



到着








ここは

日光市にある


中三依温泉(なかみよりおんせん)




このあたりには 鬼怒川や川治、塩原

平家落人伝説の湯西川などなど様々な有名温泉地があるが

ここは、それらメジャースポットに隠れ

ひっそりと佇む温泉地



その中三依温泉に25才のヤングレディが営む温泉施設があるという


それがここ、男鹿の湯







更に、ここには

自然に囲まれたワイルドな大人のキャンプ場もあるらしい(ニヤリ)





こちらがその温泉施設



意外とこじんまりしていた






ここは暫く閉鎖されていた施設であったが、今年4月に

現女将が再び開業に漕ぎつけたらしい




早速、建物の中に入ってみた



「すんませーん」

と訪ねると、その若女将が対応してくれた
(ホームページの写真より実物の方が可愛い・・)


・・これが25歳、噂の若女将か・・

と興味深々だったが、あまりジロジロ見て

・・なんだ? このジジイ・・、

と思われても嫌だったので、ごくごく普通に接した





私 「・・あのう、ここにキャンプ場があるって聞いたんですが、やってますか?」


女将 「はい、やってますよ、線路の向こうになります」

とのことだった



料金はテント一張り2050円、入浴料金600円

合計 2650円


ソロ目線だとこの辺りでは若干高めだが、

家族四人で利用するとなればリーズナブルであろう









このトンネルをくぐるとキャンプ場があるらしい




狭いトンネルをくぐれば拡がるワイルドなフィールドか・・


フフフ、憎い演出ではないですか

なかなかやりおるわい 若女将



どれどれ・・


トンネルをバイクで抜けると・・










おもわず

「えっ、ここですか・・」 と呟いてしまった


ここは駐車場で他にフィールドがあるのでは

と思ったが、それらしき場所は見当たらない


焚き火の跡があるのでどうやらここがキャンプ場のようだ・・

まだ、新しい炊事場があるので間違いないだろう





印象はキャンプ場というよりも
 

たんなる 空地






私も今まで有料無料含めて

いろんなキャンプ場を訪れてきたが・・

ショボさ加減では、

ここが輝けるナンバーワンかもしれん





・・でも


女将さん



 安心してください









ショボいの好きなので・・







早速設営してみた





なんとなく、ここに設営してね、

という場所が6ヵ所あるように見受けらた


他に客が居ないのは分っていたが

日頃の習性でその一番端っこに設営





ここで新たな発見


ショボショボサイトだと思っていたが

なんのなんの

テントからのロケーションは、

悪くないじゃないですか












そして、たまに通るローカル電車も風情があってよろしい






そして歌い文句のとおり

自然は豊か


裏山ではリスが木々を駆け巡り

たまに聞こえてくる

「キョエエエ~~~」 という泣き声


・・・なんなのだ あれは?
(夜中も聞こえてきました)







ちょっと施設のご紹介




炊事場は立派です



炊事場はです、炊事場は・・





ただ、トイレは

女将さんの説明では

「駅トイレを使ってください」 との事

私はその時、目が点





こちらがその中三依温泉駅



このやぐらは盆踊り用だろうか・・


こちらのトイレのほうが暖かいと女将は言っておったが

ただ、ここは ちと 遠過ぎますよ
(約250メートル)



こちらの蕎麦打ち体験館のトイレも利用出来るとのこと



こちらはキャンプ場から100メートル弱で駅より近い



和式便器がひとつだけだったが、水洗でまともなトイレだった




この施設の上に、やってんだかやってないのかわからない

スキー場があった



リフトはありません






付近の散策も終わったので

とりあえず紅葉に乾杯




もちろん 旨し



やはり紅葉の山々を眺めながら飲む酒は格別

酒飲めれば 滑り台がある児童公園でも良いのかもしれん・・






最近気に入っている明石のウィスキー





なぜ気に入っているかですって? 


それは、安いからに決まってるではないですか






ほろ酔い加減の夕暮れ

・・そろそろ行くか

と腰を上げ、男鹿の湯に向かった







この湯は、若干25歳ながら

全国1000ヶ所の温泉を巡り

温泉ソムリエアンバサダーの称号を得たここの女将が

惚れこんだ温泉だという





清潔な館内は女性らしい気配りが随所に見られ好感が持てる








こちらがその湯船



  

誰も居ない湯船に

「うう~~」 とオヤジ臭い声を漏らしながら

ゆっくり身体を沈みこませた



じんわりと暖かさが身体を包み、

長時間のライディングでこわばった身体をほぐしてくれる


「ごくらくごくらく・・」 と独り言





風呂上りに無料のマッサージ機を使わさせていただいた

「ごくらくごくらく・・」 とまた独り言





あれですな

まあ、

通好みの温泉ですな・・



温泉の初心者は、草津や万座など

刺激が強く、硫黄臭のする温泉をありがたがる傾向にあるが


ここの温泉はそういう刺激はないが

実に奥深い ですぞ


言うならば、私の好きな泉質です

湯は少しぬるめで柔らかい、そして保湿力があり

湯の中で手を握ると ネチョっとします






・・て



書いてありました








すんません

蕎麦の味もわからぬ鈍感男


お湯はよく分りません



ただね

マッサージ機の違いはわかりますぞ


ここのマッサージ機は

いい
(無料です)

快活倶楽部のより断然いい


それに、私、すごく乾燥肌で

湯上りにニベアだとかベタベタ塗ったくるのですが

ここの湯上りはそんな肌がつっぱらないように感じた


まあ、ええ湯でしたよ









その後サイトに戻り

晩餐





私の粗食メニューなど見たくないと思いますが


写真撮ってしまったので載せます






焼き鳥(炭火暖め)








ウィンナー炒め







いつものメインディッシュ

しゅうまい





そして夜食はチャーハン(冷凍)















翌朝




知らぬまにコテージに客が来ていたようだ

ぜんぜん気が付かなかった





女将さんが

「夜は冷え込みますよ」

と言っていたが、

使い捨てカイロを寝袋にほおりこんだら、暖かく寝られた






中三依温泉キャンプ場・・


今年オープンしたばかりでまだ試行錯誤の段階、

厳しい意見は酷でしょう


ただ、今後の為、少しだけ感想というかアドバイスをさせていただくと


ファミリー層は捨てて オジジをターゲットに絞ったらどうかと思う


ファミリーキャンプ場は他に多くあるのですよ


たとえば、近隣のキャンプ場には


渓流釣り場隣接の 「ナラ入沢」

アウトドアショップが母体の 「ワイルドフィールドおじか」

温泉隣接なら 「塩原グリーンビレッジ」


等々

競争が激しいし、あがいても太刀打ち出来んでしょう


それよりもオジジですよオジジ


オジジは普段虐げられているので、

ちょっと優しくしてあげたら すりすりすり~っと寄ってきますぞ




まず、料金は1200円/1人

これがいいとこでしょう

利益も大切だが、客が来てもらわないことには始まらない



そんで、トイレは作ったほうがいいですね

ジジイは小便近いですから


また、どうせ土地は余っているのだろうから

サイトはもう少し拡げたほうがよろしいかと思う

最低でも今の3倍


直火もどうかと思う

直火は広いキャンプ場だからこそ趣があるのであって

そうでないキャンプ場は焚き火の跡が邪魔

したがって ここには不向きだと思う


それより焚き火台を無料で貸し出したらどうだろうか

薪も間伐材があるのだろうから、安く売ったほうがよろしい


そして自販機は置いたほうがいい

そこには金麦

料金は150円


これで はちの巣にでも掲載され

受付で若女将がにっこり微笑もうもんなら

もう、わんさわんさとオジジ連中がやって来ますぞ


もう、いっそのことスキー場潰してキャンプ場にしたらどうですか


そうだな、キャンプ場の名前は

「マンダムワールド男鹿」


・・でどうですか?





「おまえの願望だろ! 大きなお世話だよ!」


・・って怒られそうですな












たしか12月から休館ではなかったですかな

(詳しくはホームページにて)

ここはなかなかおもしろい温泉


それに頑張ってますよ

経営難で閉鎖した施設を、温泉LOVEで再興ってのがいい

ついつい応援したくなるではないですか


訪れるなら 早いほうがいいですぞ










霧が開けた 朝の8時頃キャンプ場を後にした





道路に設置された気温計が-0.5℃を示していた


さらば 中三依温泉

また来年








にほんブログ村



あなたにおススメの記事
関連記事