たどりついたらどこも雨降り(その2)

ただのおじん

2017年08月25日 08:46





いやいや・・

今年の夏休みは予想外でしたな(東日本)


なんですかあの天気は?



このジメジメのスッキリしない空と空気




気象庁さん


長期予測なんか当たらないんだから

「そんな先の事は わかりません」  

って言っとけばいいのにって

そう思うのは私だけでしょうか





・・まあ どうでもいいぼやきはこのくらいにして


前回からの続きです

















吹上高原キャンプ場で一夜を過ごした

その翌朝、テントから這い出ると





予報通りの





スマホで天気予報をチェックしてみると

これから向おうとする青森県方面は

軒並み降水確率80%の雨マーク




・・ダメだこりゃ

今日は動かずテントでうだうだと過ごすか・・

と呟き


クーラーバックからおもむろに缶ビールを取り出し


それを


プシュッ







そして


グビグビ・・



プハー



目覚めのビールは 旨し
〔お前は立派なアル中だよ、とのご指摘は承知〕



朝から酒

このちょっとした堕落感が酔いを促進させるのか

早朝のビールはやけに効く


そして


二度寝







目覚めた後は

飯を炊いて昨夜の残り物をおかずに食う







飯を食ったら特にすることもない ので

また ごろり






しかしさすがにもう寝れない


こういう事もあろうかとブックオフで書籍を購入してあった





20ページくらい読むとまた眠くなったので

うとうと

そしてまた20ページくらい読んで

うとうと


・・最近、ほんと 本ってのが読めなくなった




その後 さらに うだうだと過ごし

雨が小降りになったところでキャンプ場を散策






炊事場に近いところはけっこうテントが多かったが

ちょっと離れるとスカスカ


今年はキャンプ場も海水浴場もあてが外れたちゃいましたな






その後は場外に出て

ここは一度見ておくか ・・

と向かった先はこの吹上高原の名前の由来となった

かんけつ泉





かんけつ泉はキャンプ場からそう遠くないので歩いて行ける









数分歩いた所に看板があった






時期はちょっと古いが

皇室の方も訪れている由緒正しき名所のようだ










入口に到着




400円か・・

お湯の噴水見物するのに ちょっと高け〜なと思うも

でも、 皇室の方も来てるし、これも地域貢献だ

とチケットを購入




階段を下り 施設に入ると 発見




な、なんと・・


皇室だけでなく


虎舞竜さんも来ておった









あの人だかりが出来ている場所が かんけつ泉らしい

十数分に1度温泉が噴水のように吹き出す



皆、それを今かと待っている






私が行くとちょうどタイミング良く温泉が噴き出してきた





「わーー 」 と沸き起こる歓声



やはり、

待って待ってやっと温泉が吹き出すと感慨ひとしおなのだろうが

私の場合 行ったら直ぐに噴出したので 「へ〜」 って感じ


もう1回待ってみるか と思うも まあ、1回見ればいいだろうと

その場を後にする






その後は食料の買い出しを兼ねてバイクで鳴子温泉まで行ってみる





こけしで有名な 鳴子温泉郷



最盛期と比べると現在の旅館軒数は半分らしい


なんとなく昔の栄華を偲ばせる寂れ感が上州の水上温泉に似ていた







キャンプ場に戻り

そして 昨夜と同じく風呂入って

毎度いつものパターン


飯と酒





おかずはウィンナー炒め










就寝








翌朝は少し青空がのぞいていた



しかし スマホで秋田岩手青森の天気予報を見てみると

この先も雨マークが主役




「う~~ん・・」


と ここで少し考えた


北は雨マークだが

ここより南は晴れマークもついている・・




そして 決断




無念だが

青森行きはあきらめ、

天気予報の良さげな福島県に南下することに決めた





そうと決まればすかさず撤収







さらば吹上高原

いいキャンプ場でしたよ


近ければしょっちゅう行くのだけれども・・











しばらく走るが 雲行きは怪しい





だが雨は降ってなかった







高速を福島西ICでおり、

そこからちょっとワイディングロードでも走るかと

向かったのは 福島県屈指の山岳ロード 磐梯吾妻スカイライン



しかし

やめておけばよかった




高度を上げれば上げる程に雨足が強くなり





視界もゼロ で パンツまでビショビショ









いやいや ひどい目に遭ったわ

と市街地に下りて来たら晴れ間が見えてきた








会津若松市内に入り

コンビニで濡れたウェアを乾かす





本当は喜多方らーめん食べようと思ったのだが

時間も無いので



ランチはコンビニ冷やし中華







ウェアも少し乾いたので 出発







会津若松に来たならば

以前から 「ここは行かねば・・」 という場所があった


その場所とは



ここ



飯盛山







ちなみに めしもり山ではありませんぞ

いいもり山



そう ここは 幕末 会津戦争

あの・・白虎隊の悲劇があったお山






白虎隊の墓に行くにはちょっと長い階段を登らなくてはならない



なので、エスカレーターがあった


しかし 有料で料金は250円也




もちろん金がもったいないので私は自分の足で登った






飯盛山から望む市街地





燃える城下をここから見て 絶望した白虎隊の若者達は自らその命を絶ったという







この山で自害した若者達のお墓



ちなみに焼香用の線香は50円で買えます


この日は焼香が多く もくもくと燃えておった










その後 バイクで数分の

鶴ヶ城(若松城) を訪れる











城壁が高く

立派なお堀、これが名城と言われる由縁なのだろうか





会津戦争

賊軍の汚名を着せられ討伐の対象となった 会津藩

女子供もあわせての壮絶な抵抗戦

この城郭内で新政府軍の猛攻を一ヶ月耐えた








1日2千発の砲弾を浴びた天守閣
(現在のはたぶん再築)





数年前の大河ドラマ

八重の桜 観ておりましたか?


いや~ あのドラマ 実に名作でしたなあ


幕末明治期、あまりメジャーではないけどこんな人達のおかげで

今の日本があるのか・・

と感慨ひとしおでした


女性の 会津弁って いいですよな

まあ、綾瀬さん喋るからいいのかもしれないが・・


一方、男性の方言で私が好きなのは

仁侠映画の影響かやっぱり広島弁

そして 土佐弁ですか

なんか・・かっこいいというか味がある



ちなみになんですが

幕末期の偉人で好きな人物は?

とアンケートをとると 1番人気は

ダントツで坂本龍馬らしい


これって龍馬の土佐弁も人気に一役買っているんじゃないでしょうか



・・あれは確か私が高校生の頃、

何事にも無気力だった当時の私に

担任の先生が

読んでみなさい、生きる息吹きを与えてくれるぞ・・

と勧めてくれたのが

司馬遼太郎の「竜馬がゆく」 だった


当時の私は読むのはもっぱらマンガ

読んだ小説の中で一番長いのは小学生時に読んだ少年探偵団の「電人M」


だから、こんな何巻もある長い小説 読めるかよ・・

と当初思っていたが


何かの弾みで1巻を買ってしまい

その後は数日で全巻読破してしまった


そう、これが人生初の長編小説 読破


これを読んでからというもの

司馬作品にハマり幕末物はけっこう読んだと思う


翔ぶが如く、世に棲む日々、坂の上の雲、峠、燃えよ剣、北斗の人、花神・・その他諸々


いやいや、どれも名著です


私は物心ついたころ鹿児島に住んでいたせいなのか

以前はけっこう薩長びいきであったが


今は実直気質の東北びいきですぞよ














会津若松市街を後にして今宵の寝ぐらに向かう


晴れたり曇ったりの変な天気



だが、雨は降っていなかった







ただ、キャンプ場に到着すると

シトシトとまた雨が降り出した




ここは南会津にある シルクバレーキャンプ場


ライダー御用達のようなキャンプ場だが

今年でクローズするという


オーナーに聞いたところ 今年で土地を返さなくてはと言っておった




昨夜がウィンナー炒めご飯というショボ飯だったので

今夜は少し豪華にカツオマグロ刺身にステーキ



本当は夜空の下で食べたかったがあいにくの雨なので

テント内で食す





















翌朝、そそくさと撤収して

シルクバレーに別れを告げた






スマホで天気予報をチェックすると

付いていた晴れマーク☀️が

雨☂️マーク変わっていた


こりゃどこ行っても 雨だな・・

と結局

予定より1日早く帰る事にした







帰り道も




視界が悪いので 安全運転で帰宅



午後4時過ぎ、無事に家にたどり着いた


あ~~ 疲れたわ




・・下北半島は遠かった・・


雨に祟られ、目的地にたどりつけなかった今回の東北遠征

我慢のライディングでしんどかったけど、でもまあ、

旅して来たぞ、 という実感はあります

快適ばかりでは旅ではなく、旅行でしょう


来年はリベンジしたいですな






こちらが

飯盛山で購入した


今回の戦利品





若松っつん ステッカー

(これ、いったい誰がプロデュースしたのだろう・・)






本当は 本州最北端 大間岬のステッカーを貼る予定だったが




これはこれで私のホムセン箱になかなか似合うではないですか




そうそう、どこかのパーキングで

「ブログやってる ただのさんではないですか?」

と声をかけられた


「よくわかりましたね」 と驚くと

「ステッカーで分りましたよ」 と言われた




ホムセン箱に みょうちくりんな侍ステッカーがあったなら


それは 私です


では・・また




















と終わろうと思ったのですが


ここから 番外編


お前のネタは長いんだよ とのご指摘

はい、重々承知でおりやす


やはりですね 不完全燃焼なのですよ

だから、夏休みの後半戦で 行ってまいりました







バイクではなくクルマで出撃






向かった先は

栃木県は



日光江戸村






いや~ 楽しかった


江戸 満喫


にゃんまげに会えなかったのは心残りだが・・






そしてネグラは



昨年も訪れた

中三依温泉 




とりあえず あの 

ショボショボのキャンプサイトに行ってみる
(褒め言葉ですよ)






フフフ やってますな ソロらしきテントが1張り








ただ、この日の私は

このログキャビンに泊まった








翌日は


鬼怒川で


川下り








そして 渋滞の高速を走り

家に帰りました


ああ~~ 疲れた







では ほんとに 

おしまい






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