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最近、
疲れたな・・・
と よく感じる
「ああ、疲れた・・」
と呟くのが
すっかり口癖になってしもた・・
会社に出勤して朝から 「ああ、疲れた・・」
トイレの便座に座って 「ああ、疲れた・・」
駅の階段登り 「ああ、疲れた・・」
安酒あおって 「ああ、疲れた・・」
ところで私は 何の為に
こんなに疲れているのだろう・・
ああ・・
このけだるさはなんだ・・
ストレスか・・
こ、これはストレスが原因なのか?
と自問自答したところで・・
どうでもいい話してもよかですか
古い話になりますが、
この私、高校卒業して専門学校に進み、ある技術を修得しました
(一応、国家資格です)
(ちなみにこの技術は今の自分にまったく役にたっていない・・)
そして、花の都に上京
都会の荒波に揉まれながら懸命に働いた
思えば、その時は夢もありましたかね
あれから33年・・
ええ、そりゃね、バブルも経験しましたよ
でもね、勤めていた会社がつぶれ、給料貰えなかったこともあるんですよ
私は様々な職種、そして会社は10社以上転職しているが、
思えばずっと
客商売ってのをやっている
別に、特別愛想がいい訳でもなく、営業に長けてる訳でもございません
まあ、なんのとりえもなく、他にやる事が無かったんでしょう
その私が、最近つくづく思う事
それは
・・最近の客はやたらと細け~な
などと 思う
そんでまたクレームの多いこと
些細な事ですぐ怒るし・・
これも色んな業界のサービス合戦の賜物でしょーか・?
そんで、社内の人間がまた細かい
ちょっとのミスでグチグチと、文句ばかり・・
女子事務員に
「はあ?また?・・やだもうっ、マジ、キレそう」
とか言われるのだ
こっちとらボケが少し出始めてるんだから大目に見て欲しい
ちっとは年長者を敬えというのだ
客に怒られ、上司に怒られ、同僚になじられ・・
子供の頃はいつも思っていた
大人は怒られなくていいな・・のんきなもんだ と
それが、五十過ぎて、まさかこんなに
叱咤の日々が待っていたとは・・
(いい年こいて下っ端だからだよ とのご意見は承知 )
そして、毎週日曜日の夕方訪れる、
あの滅入った気分
あ~あ もう やだやだ
一晩寝たら仕事かよ・・・・
・・・と
愚痴ってスッキリしたので
そろそろ本題に入ります
疲労回復、ストレス発散、滋養供給
そして
脱、サザエさん症候群の為に
スーパーパワースポット温泉に行ってきました
そのご報告です
・
・
早朝、自宅を出発
今回はキャンプではなく
温泉宿 に宿泊
ええ、今回の目的は
疲労回復とストレス解消ですからね
金に糸目はつけませんぜへへへ
金がもったいないので高速は使わず ずっと下道
愛車2号機は
快調
「おおっ、TDM ちゃん調子いいじゃないの、軽いじゃないの」
と思ったのだが、
あの重いキャンプ道具を積んでないからだ、
というのにしばらく走って気がついた
天気はまずまず、梅雨入り前の最後の土日でしょう
バイクで走るには絶好の気温ですわ
栃木市から日光市へ
せっかくのいい天気
こんなときはワイディングロードだ
と思い、いろは坂へ
明智平です
ふと、ロープウェイ乗るか、などと一瞬頭を過るが
730円か・・やっぱやめとこ
と華厳の滝に向かった
華厳の滝 駐車場です
エレベーターで降りると壮大な滝が一望なのだが、過去に見たし、金かかるので
上から撮影
そして、ここらでランチ
名物「ゆばラーメン」なる物を注文
あまり期待しなかったが
いつも粗食のせいか、
「けっこう旨かったす」
他に客がいたので、写真はありません
いろは坂を下り
ここもライダー御用達の霧降高原道路を走り
レストハウスに到着
ここはいつもライダーがいっぱいおりますな
ちょっとコーヒーブレイクなんぞをかまし
いやいや、走った走った
と満足し、今宵の宿へ向かう
川治温泉抜けて、
塩原温泉街を抜ける
よし、もうすぐだ
と思った矢先に
訪れたピンチ
道路に突然、何かが飛び出てきたのだ
ああ、いかん!
と焦って急ブレーキ、
リヤタイヤがロックして、「キキキー」と鳴り、横にスライド
その音に驚いた物体が、一瞬で身を翻し戻ったので接触は免れた
私もなんとか車体を立て直し転倒にはいたらなかった
いきなり飛び出てきたのが
お猿だというのに気づいたのは
事なきを得てから
いやいや、ビビった・・
あれがパニックブレーキってやつなんだろう
バイクは一瞬の油断で命取りだわいと、
それから慎重に走行
少し走って
千本松牧場の先を左折
ちょっと迷ったが
やがて
目的地が見えてきた
到着
本日の目的地
それが
ここ
癒しの殿堂
ピラミッド 元気温泉
フフフ
ここ、1度訪れてみたかった気になる温泉だったのですよ
何故かって?
こういう 怪しいのが好きなんですよ
それに、ピラミッドパワー効果できっと元気ハツラツですわ
早速、入口の看板に目がいく
世界初のピラミッド温泉
世界初・・
こんなみょーちくりんなモン誰も作らんという証か・・
私は「じゃらんネット」とかで、行きもしないのに、どんな宿があるんだろう、とたまに検索するのだが、
ここ、ピラミッド温泉は宿泊価格がめっぽう安い
なのに、いつも空いている
しかも、この佇まい
「・・なんだ? この宿?」
といつも興味津々だった
やっとその全容が解明出来ますわ
早速バイクを駐輪場に停めて
まず
チェックイン前に外回りを観察
入り口にどーんと居座るスフィンクスの隣の
小さなスフィンクスが
お客様を迎えてくれる
敷地内にあるオブジェというのだろうかモニュメントと呼ぶのだろうか、
こんなのがたくさんある
これいったい何処に売っているのだろうか?
「なるほど、エジプト感を出してる訳だな・・」
と初めは思ったが
周囲を観察するにしたがって疑問は深まるばかり
・・・ここはなんだ?
エジプト関係で統一しているのかと思いきや
アラビアンナイトですか?
私の中学時の知識を思い出すと、
たしかエジプト文明とメソポタミア文明は違うはず
そして、ジャパニーズオブジェ
石の灯籠
この多国籍感はいったい・・・?
闘牛?
とどめは
この、ミッキーとミニー
この とんちワールドに
いきなり先制パンチくらってしまった私を
孔雀が大きな羽を拡げ迎えてくれた
・・・そうか ここは
アミューズメントパークなのか・・
と
納得し
チェックイン
楽天の当日予約で決済済みだったので
入湯税 150円のみを支払う
ちなみに素泊まり3600円でした
平日はもっと安いみたい
そして、
館内に入る
フフフ
この宿は期待を裏切りませんぞ
どうですか、
この怪しさ
なんでしょうか この 秘宝館臭は・・
こんなギャラリーもある
これはほんの一部です
こちらがロビー
またこの昭和臭プンプンのスナックに置いてあるようなソファーが
いい味を出しております
夜はここで
マイク持って銀恋歌いたくなりますぞ
おおおおお
この お食事何処のセンスは・・
ま、まさに 砂漠の中に
オアシス
(心がほっこり・・)
この手作り感満載のアーチが・・・
ナイス!
いやいや 素晴らしいではないですか
さてさて
部屋にいきますか
こんな廊下を通って
部屋に向かう
こちらがお部屋です
和室4畳半
・・四畳半
思い出す、33年前
東京出てきて住んだ、あの目黒のボロアパート
まさに、「男おいどん」部屋・・
窓小さくして、便器付けたら
独房?
でもまあ、テレビはあるし(無料)
私は充分くつろげるレベルだと思います
(うちの家族は拒否するでしょうが・・)
それに
ちゃんとシーツは綺麗でしたよ
(あたりまえだろ・・と言われそうですが)
私は万が一を想定し、寝袋持ってきましたから
それにちゃんと洗濯した浴衣もあった
そして
意外にも タオルも歯ブラシもありました(新品)
(そんなもんは無いと思ってた)
・・・つまり
けっこう
いたれりつくせり
じゃないすか
私は山小屋イメージしてましたから
これで充分ですわ 充分
ちなみに、私の泊まったこの部屋は一番安い部屋で、もっと広くて新しい部屋もあるようだ
浴衣に着替えた後、タオルを一本肩にかけ
風呂へ向かう
そう、これが目的といっても過言ではない
自慢のピラミッドパワー源泉かけ流しを堪能させて頂きましょう
足取り軽く、何気に気分が いい・・
♪ズンッタッタター ズンタッター
と侍ジャイアンツのテーマソングを知らぬ間に口ずさんでいた
早くもピラミッド効果だろうか?
男湯の暖簾をくぐると、ピラミッドカラーのロッカーが並んでいた
ちゃんと100円戻ってきますぞ
良心的ではないですか
こちらが内湯です
写真撮れなかったのでホームページより
熱い湯、普通の湯、ぬるめの湯
と別れており、長時間入浴出来る感じ
他にも、露天、ミストサウナ、洞窟風呂等がある
泉質はあれですな、勝浦つるんつるん温泉の色を薄くした感じ
「そんなローカルな温泉言われてもわからんわい」
・・ですか?
そのお声ごもっともです
そうですね、ぬるっとした肌に優しい湯です
だから
床は少しすべるので足元には注意したほうがいいですぞ
飲んべえの方、ご安心を
ちゃんとビールの自販機もありますよ
金麦200円・・・
許せる範囲でしょう
いやいや、いい湯でした
ここは立ち寄り湯もやってるんで、そこそこ人はおりましたね
でも、混んでいるというレベルではないです
ひとっぷろ浴びたら、さっそく金麦をいただく
早朝から走り回ったので、さすがに疲れた
ただ、いつもの「ああ、疲れた・・」とは異質の心地良さ
そして、温泉の遡上効果で
金麦がやたら
美味し・・
今宵のメニューは途中のセブンイレブンで購入した、枝豆、いかくん、幕の内弁当
金麦2缶とチューハイ缶を開け、しばしごろ寝
夜九時頃、再度入浴
先客は1名のみ、
ゆったりと漬かれました
そして
また 金麦
いやいや、ストレスがスーーっと抜けていきおる
・
爆睡
・
翌朝、朝風呂入って、
7時過ぎに宿をチェックアウト
私は早出が基本
このピラミッド温泉、
けっこう金かかってると思いますよ
こんなのが、色々置いてありますしね
こういうのってきっと高いんでしょう
この建物だって、これ、建築業者、頭を抱えましたぞきっと
建築費もそうだけど、維持費もそれなりにかかると思う
実は、この宿、口コミ評価はあんまり良くないんだけど、
この価格で悪評するのは酷じゃないかな・・
ここ、面白い宿ですよ
ええ、私はまた来てもいいかなって思った
ちなみに、ライダーの方はいませんでした
どうですか?
キャンプもいいですが、たまにこんな宿泊まってみるのも一興ですぞ
・
・
最初は高速で戻る予定だったが、時間が早いし天気が持ちそうなんで下道で帰った
(ほんとは金がもったいなかった・・)
帰り道は大田原から常陸太田抜けていくルート
たまにはグルメリポートでもしてみましょうか
私がツーリングキャンプの帰りに
しばしば立ち寄る店
今回はそのお店を紹介しましょう
それが
ここ
まわたり食堂さん
国道245号線、ひたちなか市にある
別に、わざわざここに来ようとは思っていないのだが
いつも、「あ~ 腹へったな・・」 と思うと
丁度、この店があるんですな
いつもタイミングがすごくいいのですよ
だからついつい入ってしまう
そして、ここは私の好きなお店、その定義に合っている
その定義とは
まず、
1、そんなに混んでない
2、やたら威勢のいい店は苦手
3、漫画本が置いてある
そして
4、値段が良心的
「おいおい、肝心の味はよ?」
と言われそうですが、私の場合そんなに酷くなければオッケーです
店内はこんな感じ
ここもね、いろんな調度品が置いてあるのですよ
店はオジジとダミ声のオカミが二人で営んでる
たまに、味噌汁がぬるかったり、しつこいハエが一匹飛び回ってたり、と
ちょっとすっとぼけ感はあるのだが、そういうのも何故か許せてしまう店
私がいつも頼むのはホワイトボードに書いてある、A定食かB定食
今回はB 定食を注文した
定食が運ばれてくる間
ここで読む書籍は
これ
GT ロマン
名著だと思います
今回のB定食 焼肉定食
ドリンク付きで750円なり
ちなみに店のオカミが「はいよ、どうぞ」
と梅干しの入った壺を持ってきてくれる
梅干しは食べ放題なのだ
しかし、そんなに食える訳でもないので、1個だけいただく
今回もやたらとご飯が柔らかだったが、年配者はきっとそういうのが好きなんでしょう
細かい事気にしてもしかたあるまいて
帰りに「よかったら食べて」とオカミが駄菓子を二つくれた
「ありがとう、ごちそうさん」 と店を出た
腹も満腹になった私は、その後、ノンストップで家路についた
そして、無事家に帰り、風呂に入り
金麦をゴクリ
「プハー 疲れたな・・」 と一言
テレビではサザエさんのエンディングテーマ
♪さざえさ~~んは ゆっかいだな~~
♪たんたたんたたたんたん~ たん
ああああ、休みが終わってもうたあ~~
では
【追記】
このネタを入力した後、この、まわたり食堂の場所どこらへんだっったかな?とネットで検索したら
驚いた事に、この食堂、森三中の黒沢さんの実家だったんですな
店にそういった類いのがないんで全然分からなかったですわ
商売やってると、そういうの利用したくなると思うのだが、
娘の力は借りたくないという心意気が にくいです
次回は梅雨の晴れ間を狙って、キャンプツーに行きたいですね
ではまた・・
stranger bloger の皆さん
一緒に切磋琢磨しようではないですか
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