「休日野外生活」日記　

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まぼろしの魚　


とは何か？




私にとって


それは・・

底物師を魅了し続けるタフファイター

1年間ボウズもざらにいるという

磯の王者　



石鯛







・・・では　なく









北海道、一部の河川に生息し

最大の物は　2メートルを越す

日本最大の淡水魚で絶滅危惧種



北の怪魚




イトウ







・・・でもなく







はたまた



美味しんぼ　２巻で





皆、チョー旨しと唖然

あの、海原雄山も唸らせた


葉山根付きの

黄金の鯖








・・などでもない






私にとって　

まぼろしの魚とは・・




それは


私にスカタンこかせた　

可憐で憎い好敵手




・・これだ









・・そう　ワカサギ君






あれは先々週・・


こいつをたんまり釣って

から揚げにして腹いっぱい食ったるか、フフフ

と、わざわざ群馬の雪道走って出かけたものの


結果は・・ボウズ

はい、一匹も釣れませんでした


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あの屈辱から　二週間

リベンジしてやろうと闘志を燃やすが

闘うにはまず相手を知らねばなるまい、と思い

様々な資料、画像、動画を見て研究した結果　



･･こう思う




いや～

ワカザギを完全にあなどっておりましたな


ふん、あんな小魚、エサ付けて放り投げとけば

簡単にボカスカ釣れるわい

などと軽く考えておりましたが


このワカサギ釣りってのは

･･奥が深いんですな

それとあの、なんとも言えないチマチマ感

実に日本的でいいじゃないですか






前回の反省を元に再チャレンジしてきました

そのご報告です


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早朝

５時前に起床


準備に手間どり　出発は５時半を過ぎてしまった




途中立ち寄ったコンビニ

ここでサンドイッチとコーヒーの朝食




本日は愛車１号機　スーパーシェルパ


けっこうな荷物となってしまったが

ほとんどがクーラーボックスとライフジャケット




再びシェルパのエンジンをかけ目的地へ出発





それにしても

真冬、早朝のバイクは・・　

寒い



防寒オッケー

と思って出発しても、ちょっとした隙間から冷気がジワジワと侵入

それが段々増殖して

･･ううう　さみい～～と唸らせる


ホッカイロを準備しなかった事を少々悔やむが、

しかし、今日の目的地は自宅からそう遠くはない



その目的地とは


千葉県の

ワカサギ釣りの聖地


高滝湖





ちょうど房総半島の中心に位置します












はい、着きました




千葉県は市原市にある高滝湖

前方に見える白いのがドームと呼ばれる釣り場


ここ高滝湖はツーリングで通った事はあるが、釣りに訪れたのは初めてです







すでに第一駐車場は満タン



ただ、バイクなんで　空いてるスペースに置かさせていただきました

(他にも3つ駐車場があり、そちらは空いている)






もう、受付が始まっていた
(６時半開始)




うわっ･･

すごい並んでおりますな




こんなにワカサギ釣りが人気とはしらなんだ


そそくさと準備して列の最後方に並ぶ




並ぶこと　３０分弱


前方に見えるのが受付、やっと近付いてきた



この時点で

｢はーい、ドームは売り切れました｣

と受付から声が飛ぶ

どうやらドーム席は満員御礼のようだ



この高滝湖ではボート釣りと、

ビニールハウスのようなドームでの釣りが選べる

中には｢ちっ｣と舌打ちして帰る人もいたが、

私は最初からボートの予定だったので問題なし




やっと釣券とボート券、そして餌を購入

しめて2960円也





ピンクかブルーのボート乗って、と言われたのでブルーを選択

(ボートの数は多い)





霜のびっしりついたボートを沖に向かって漕ぎだした







この高滝湖には下図のように所々繋留ロープが設置してあり

ここにボートを繋いで釣る仕組みらしい






どこが釣れるんだかさっぱりわからんので、

適当な場所までおっちらおっちらととオールを漕いだ





天気は快晴　これが小滝湖のシンボル



トンボっすかね？




ここで、｢あっ、しまった｣　と

大事な忘れ物に気が付いた



その大事な物とは




しびん



そうです

あの、病人やホゲホゲ老人が

おしっこを入れるあれです



これは岸から離れたボート釣り、

しかも小便の近いジジイにはけっこう必需品なのですよ



私はいつもボート釣りでは、ペットボトルをカッターで切り

即席しびんを作製していたが、今日はそれに代わる物がない


代役なりそうなのは、クーラーボックスとホットな飲料を入れた魔法瓶と餌箱

どちらも私の尿は入れたくないし

餌箱ではキャパが足りない

どうするか･･直ぐに戻れる近場で釣るか？

と迷った




しかし･･

まあ、いいか、舟外放出すれば




と更に沖に漕ぎ出した









ポイントに付いた

周囲に人は無し




･･よしよしいいぞ

ここならわしのせがれも心おきなく露出出来るぞ

と放尿時の安堵をするが


いかんいかん、朝まずめが終わってしまう

と焦り　急いでエサを付け　竿を出す









それにしてもいい天気だ、多少冷え込みは強いが風もなく穏やか



絶好の釣り日和、あれだけ大盛況なのも頷ける











３０分が経過した








･･しかし、釣れん

食いの乗ってる時間帯だと思うが


おいおい、ま、また、ボウズか･･

そんな不安がのし掛かるが


ただ、前回と違うのは

アタリはあるのだ、

ただ、魚が引っ掛かってこない

これは、針がでかいのか、それとも魚の食い気がいまいちなのか、

はたまた、合わせがヘタなのであろうか？






そこで、いつものよう出てくるのがこのお方






｢知恵比べじゃよ、知恵比べ、ふへへ･･｣





･･ようし、ワカサギとの知恵比べだ

ぼんやり糸を垂らしてても魚は喰ってこない




仕掛けを２.5号から２号に換えた

そのほうが針かかりがいいと考えたのだ

そして、秘密兵器を取り出した



それが、これ





なんじゃこれ？　とお思いでしょう


これはジャイアントミルワームと言って

うちで飼ってる


こいつ



このアジアアロワナの餌なんですな



（ちなみに体長60㎝　1999年生まれ　18歳です）



この餌でワカサギからブラックバス釣りに乗り替えるわけじゃございませんぞ

このミルワームを半分に切って、仕掛けの一番上に引っ掛け

集魚効果を上げようという作戦


食いの渋い時は、餌の蛆虫を半分にちょんぎり、その体液で集魚させるという

またブドウ虫も有効みたいだ

ならば、ミルワームでも魚が寄って来るのではと踏んだのだ




その効果か


一匹目がきた






ミルワーム作戦　成功



そして、順調に2匹目






暫く、同場所で釣るが

あたりが渋ったなと思ったら場所移動






これが功を奏し

ダブルヒット！


・・よしよしいいぞ・・




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そして


ちょっと早いが

お昼の１２時で終了


野暮用があったのと、おしっこがしたくてたまらんかった


やはりボートの縁は不安定で、湖水に入水なんぞしゃれにならんと思い

結局、水分も取らず我慢したのです




繋留所に戻った



前方に見えるのがドーム　

皆さん竿先に集中しております


天気の悪い時はこちらの方がよさげですな

料金もこっちのが安いし







ここは、岡釣りも出来るみたいだ












さて、さて


本日


その


釣果は




これ




じゃじゃあ～～ん








・・はい　６匹です







なんだなんだ、早朝からボート乗って　これだけ？


・・おまえ　釣りのセンスないんじゃないの？


あんなイモ虫みたいなのくっつけてるからダメなんじゃないのか？




と　おっしゃりたいのはこんなとこでしょうか


はい、へっぽこ釣師なのはわかっておりますよ


いや、でもね・・１０時過ぎてからはさっぱりでしたね

渋いこと渋いこと


でも、同じ日に１００匹以上釣る人もいるのだから

何かが違うんでしょうな何かが


「釣りは奥深し」　ってとこですか


ひとつ解かった事は

釣れる場所で釣るべし・・という事でしょうか


私は遠くに行けば行くほど　場が荒れてないので

いい漁場かと思っていたのですが

そうでもないのですな・・


釣れてる場所にはやはり人が多いみたいです

やはり、情報収集力の差


それと、ボート屋の方が言っておりました

｢釣れてますか？｣　との問いに

「まあ、腕しだいだね」・・と



ワカサギ釣りの道は険し　のようです




では



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