「休日野外生活」日記　

メダルが期待出来る女子レスリングとかも申し込んでたんだけど

・・しかし、ほとんど外れ

唯一当たったのが、レスリンググレコローマン１３０キロ級

巨漢同士の絡み合いみたいな競技

しかも、よくよく調べてみると日本人はエントリーしていないじゃない
（だから当たったのね・・）


「でもまあ、オリンピックなんて生で見るのは人生で最後だろ」　とけっこう楽しみにしてたんだけど

まさかの　無観客


もうがっかりですわ・・


しかし　なんなんでしょうかね、オリンピックの事前練習試合は観客入れて

本番は無観客って・・　訳わかりませんよ

皆でオリンピック楽しめばいいじゃないか、って思うんですけどね

・・日本人って、クソ真面目てゆうか　我慢とか忍耐とか根っから好きな人種なんでしょうね

テレビ付けりゃ　朝から晩までコロナコロナって・・

そもそもテレビってほんとつまらんですよ、ぜんぜん見てません

このクソ暑いのに、屋外でもみんなマスクしてるし

もう、一生マスク外せそうになくて、ほんと　うんざりですわ

早くチケット代返せ！バカヤロー




・・とまあ、愚痴を言っておりますが、

この前、うちの娘がコロナに感染しましてな
（私とは別居で都内に住んでます）

ただ、20歳のヤングなので軽い風邪程度の症状ですんでます



・・そろそろ身近に迫ってますなコロナが

怖いから早くワクチン打っとこ・・と



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さてさて

そろそろ本題に入りたいと思います








今年の夏休みはどうするか・・？　なんて考えておりました

（ステイホームしてろ・・ですか、　はい、すいません・・）

１０日間ぐらいかけて北海道でも行くか、

なんてぼんやり考えていたんだが、あいにくの緊急事態宣言真っ只中

フェリー内でマスクずっとしてるのも嫌だし

そもそもやっぱり　北海道はバイクで行かなきゃって思う

愛車のスーパーシェルパは電気系統が不調で入院が必要な状態
（けっこう金がかかると思う）

なので、ロングボードでも車に積んで青森あたりの海でものんびりまわるか・・

などと考えた

人のいない綺麗な海岸で波に乗り、のんびり日当ぼっこ・・

いいではないですか

しかし、地元住民に

「いい年ぶっこいて遊び呆けやがって・・関東からコロナまき散らしに来たっぺか」

などと　思われても嫌なので


色々考えた挙句、

「山にこもるか・・それってグッドソーシャルディスタンスってやつだよね」


という理由を勝手に付けて　　今年の夏は　山登り

と決めた




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時刻は午前3時

ここは長野県

雨降る中　国道158号線を上高地に向かい走らせた



地元放送局の流れるラジオからは、

「新型コロナ蔓延の為、観光目的で長野県に入る事はご遠慮下さい」

とアナウンスしている


すいませんんねえ・・ちょこっと来ちゃいましたよ

と目的地の沢渡駐車場に到着した


始発バスは午前６時

しばし、夜明けを待つ

バスの始発時間となったので車からバックパックを下ろす



昔使ってたザックはあまりにもボロくなったので、これは新調した

ドイターというメーカーのマックス５０ℓ入るやつ

それにいつも使っているキャンプ道具を詰め込んだ




上高地へは自家用車で行けないのでここでバスに乗る



沢渡の綺麗なバスターミナル

もたもたしてたら始発バスに乗り遅れたので2本目を待つ


客は私の他、チラホラ

平日とはいえ8月の上高地とは思えない

天気のせいかそれともコロナのせいだろうか








上高地に到着し、軽くストレッチをして、早速、歩き出す

キャンプ道具をパンパンに詰め込んだザックはずっしり重たいが

道は整備されていて歩きやすい

一時間程あるいて休憩予定地の明神荘が見えてきた




ここまでは観光客がけっこう来るようだ








やがて雨は止んで、ガスも取れ、穂高岳が見えてきた




よ～し、やったるぞ、と闘志が湧いてくる





明神から歩くこと1時間

道端にやたらと猿が増えて来た

そう思った頃

今日のキャンプ地、徳沢園に着いた

受付してキャンプ代１４００円を支払う







キャンプサイトは空いていたので

穂高岳の眺めがいい場所にテントを張った




素晴らしいロケーション

以前からこのキャンプ場に行きたいと思っていたのでやっと念願がかなった




上高地の喧騒から離れたこのキャンプ場には

観光客はほとんどいない

居るのは、山を愛する人達と

こんなふうに普通に闊歩している猿



なので、開けっ放しでテントを離れるのはNG

あと、人情的には子猿にエサをあげたくなってしまうが、それもＮＧ

猿もそれが分かっているのか、エサをねだるような行為はしない

近づかないし逃げもしない、そんないい距離感で共存しているようだ




本来なら　ここで　さて一杯やるか・・ムフフ

とビールでも飲むところだが、そこはグッと堪えて

マルタイ棒ラーメンをささっと作って

それでエネルギーを満たし、「ようし行くぞ」と目的地に向け歩き出した


目的地といっても山に登頂するわけではない

昔、そこそこ山経験があるとはいえ、かなりブランクもあるし、

５０代後半オジジのこの私が、北アルプスの３０００メートル級の山にいきなり単独で登ろうなんて

そんな無謀な計画はたてません。



今日の目的地はここ

アルピニストの聖地　

涸沢


（画像は拝借です、ちなみにこれは紅葉時期）


ここまで歩いて景色を眺めて、またこの徳沢園に戻ってくるという計画

そんなに険しい道ではないが、1日１０時間程歩く、私にとってはタフなコースだ

ザックに雨具と必要な物だけ入れて出発








テクテク歩くこと1時間

キャンプ道具が入ってないのでザックは軽いが

疲労が下半身にじわじわ効いてくる

普段の不摂生を悔やみながら歩いていると

休憩地の横尾についた

天気も良くなり少し晴れ間も見える





今までの行程はハイキング

この橋を渡ると、本格的な登山道に入る

軽装で入るべからず、と看板がる

少し休憩し、ストレッチをして　よし、行くか、と橋を渡った









屏風岩が圧倒的スケール感で迫ってくる





あと、2時間弱で涸沢だ。がんばれ

と自分を励まし、歩くが、

なんだか　膝が痛くなってきた

仕事で痛めた右膝ではなく、左膝がやたらと痛い


登山の終了時刻は原則午後3時

それまでに行動を終えなくてはいけない

そのタイムスケジュールを考えるとオーバーしてしまう

結局、涸沢行きは諦め、Ｕターンして引き返す事にした







キャンプ地の徳座園に戻り、売店でビールを買い

ムフフ、コレコレ　と　早速、ゴクリ・・



最高、旨し

疲れた体に染み渡る

本当はビールが早く飲みたくて戻ったのかもしれない







その後、少しまったりとした時間を過ごし

晩飯とした

メニューはサトウのごはんと麻婆春雨

あまり旨そうに撮れなかのでおかずは載せません

家から持参したウィスキーをちびりとやりながら

夕暮れ時を愉しむ

ソロキャンパー至福の時間だ

日が暮れて、さて便所でもいくかと腰を上げた

その時「あれ？」　と異変に気が付いた

膝が痛くて一歩も歩けないのだ

ぬおおおお・・と気合を入れやっと２０センチ足を前に出せた

そんな小股歩行でなんとか便所にたどり着いた

テントに戻り、なんだなんだこれは？と焦り

足をマッサージしたり指圧したりしてケアにつとめた

そして

翌日

足も少し回復したので

テントを撤収して上高地に戻ることにした

本当はもう少し、付近の山を散策したかったがこの足だはどうしようもない

徳沢園、いいキャンプ場でした

上高地から荷物担いで2時間歩かなくてはいけない、というのが

オートキャンプ場では味わえないエッセンスをもたらしてくれているようです







回復はしたが本調子ではない、なるべく膝に負担をかけないようにゆっくり歩く

通常タイムより1時間オーバーで河童橋についた




けっこう人は来ていたが、例年の半分だ、と土産の人が言っていた











この日は塩尻のビジネスホテルに泊まった

山情報を調べてみると上高地～涸沢間の体力グレードは星二つ、

（最高は星５こ）

初心者のおばちゃんでも行けると書いてあった

わしは・・初心者のおばちゃん以下か




そして翌日、

足はかなり回復した

昨夜、ゆっくり入浴してマッサージした効果だろう

あれはいったいなんだったんだろう、きっと靴が悪いんだ

そうだ、あの安物の靴のせいだ、と決め込んで

松本のスポーツ用品店に赴き

トレッキングシューズを物色

よく分からんので店員さんの

「低山からアルプスの３０００ｍ級もいけますよ」

と勧めるままに買った

３０００メートルというフレーズに惹かれてしまった




左がいままで履いて安々靴、右が購入したやつ



ゴアテックスなので防水もいいらしい



そして

女性や年配の登山者はけっこうストックを使っている

私も杖は持っていったがストックは持っていない、

そうだ、あれだ、あれが足の負担を減らすのだ　　と

ストックも物色

しかし高えなあ・・と思うも、これも店員さんの勧めにNOと言えず購入





折りたたみと復元が素早く出来るらしい



しめて、４４０００円の出費となってしまったが、しかたない

これもアルプス制覇の為だ






スポーツ用品店を出て

次の宿泊地を訪れた




それは、ここ


私のいきつけキャンプ場

廻り目平キャンプ場



設営場所は色々あるが

初めてこの広場に設営した、解放感があってなかなかよろしい





ここでは登山テントではなく、いつものスイカテントを設営











翌朝

新しい靴を履いて、ストックを持って出発

ガラスの下半身を鍛える為のトレーニングだ

ネットで調べたのだが、筋力の衰えもあるが、

どうやら、歩き方も悪いらしい

特に重いザックを担ぐと特に差が出るとの事







足に気を使いながら林道を一歩づつ丁重に歩みを進めた

心の中で

「♪娘さん～よ～く聞～けよ　山男にゃ惚れるな～よ～」　と唄いながら




アルプス制覇のトレーニングの日々は続く

では、また

【おわり】









ら