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ただのおじん
ただのおじん
性別:♂
年齢:昭和生まれ
住所:僻地
家族:妻、娘、猫1匹

趣味:モーターサイクル、
キャンプ(1人)
山登り

愛車:スーパーシェルパ、
スズキ

座右の書:酒の細道、
さすらいの野宿ライダーになる本
貧困旅行記

好な食べ物 :どん兵衛、
青魚全般

好きな音楽:フォーク、パンク、
ニューミュージック

好きな映画:幸せの黄色いハンカチ

近々のささやかな夢 : 北海道へ行く、
四国へ行く





    


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Posted by naturum at

2014年03月27日

夏井川渓谷キャンプ場に行ってきた

・・いやいや

いい陽気になりましたなぴよこ



まあ

そんなわけで

愛車2号TDMの初出陣となりましたので

その ご報告






三連休の中日
午前に入ってしまった印西市での仕事を
サクッと片付けて そのまま
愛車2号に股がり

茨城県入り









竜ヶ崎の山田うどんにて



この先の長丁場を乗りきる為、
パンチセットを腹に詰め込み
阿見より圏央道、常磐道経由で
目的地を目指します





向かうは福島県いわき市にある

芝山自然公園キャンプ場

(の はずだった・・)


私がたまに参考にする情報に
「辛口キャンプ場ガイド」
というサイトがある


北海道、東北を中心に、バイカーや
ツーリストを対象とした キャンプ場の
お勧め度を星の数で表記している


それによると

この「芝山自然公園キャンプ場」


初心者は不向き、お勧め度 星黄色い星ひとつ
孤独に耐えられる
猛者、強者 向きキャンプ場

といった注記があった

どうやら超絶ワイルドなキャンプ場らしい



なんとなく「ほお~ 」と
自称 ?ベテランソロキャンパー
の好奇心に火が灯ったのか、
陽気がよさげなのが幸いしたのか、

とにかく出かけてみる事に
したのです








那珂インターで高速を降り

国道349号線をひたすら北上





いい天気に恵まれました

風は少し強いが絶好のツーリング日和






村道ではありません 国道です

「のどか 」 という形容がぴたりな
山道ですなぴよこ3








峠はまだまだ雪が残っている

日陰では路面状態に気を配り
慎重に進む







古殿町あたりで食材を仕入れ

しばらく走ると


目的地に近づいた




案内板に従うと
途中から未舗装のダート道


シェルパならここからが本領発揮 
と気分が高まるのだが、
本日は愛車2号のTDM
少し不安に駈られるが
フラットダートなのでけっこういける






到着したようです

芝山自然公園





ここが入口かどうか自信はなかったが

この先 つづら折りの狭い坂道を上がると
キャンプ場があるようだ



このバイクで行けるかな? と思ったが

まあ、大丈夫だろと 未舗装の細い道を
駆け上がった


しかし

オンロードの大型バイクの限界か

これには やっぱり 無理があった・・


しかも上部は雪が残り

あえなく断念、引き返す事に


ここで バイクを 反転させるのだが

これが  一苦労・・・


経験のある方ならお分かりだろうが
車1台がやっと通れる道幅

しかも急登の荒れた未舗装、
キャンプ道具満載の大型バイク
・・50を過ぎた虚弱な肉体


当然、降りてバイクを反転させるのだが
押しても引いてもなかなか車輪が
動いてくれず


重いバイクと苦闘すること数分

汗だくになり、緩やかな場所まで
なんとか下りる事が出来た


「ふー」と一息つき
地図の載った案内板を再び見ると
この先にもう一ヶ所アプローチが
あるようだ



そっちに行ってみるか、



バイク走らせること数分


キャンプ場入口らしきとこまでで進むと、

またしても 狭い坂道、


先程の苦労が頭を過る

しかし、ここは舗装されているのし
坂を登った先に素晴らしいフィールドが
待っているような気がして

「いったるか」 と 登ってみると





・・やはり







またしても残雪が行く手を阻む



こりゃあやっぱり ダメか

無理だな・・

と 結局 諦めて 断念



そこで 引き返す事にし

バイクを Uターンさせようとしたのです




ここで・・事件発生



TDM 初出陣にして

手痛い洗礼



狭い登りの坂道
テクニックがないのだから
降りてUターンすればいいものを
乗ったまま、ハンドル目一杯きって、
ローで発進、そこでバランスを崩し 、
足で支えきれず

「ガッシャーン」

とまあ よくあるパターン

つまり 立ちゴケガーン




あと、5センチ 足が長ければ・・
などと負け惜しみを呟くが


倒れたバイクを眺め しばし呆然

「はたしてこれを起こせるのだろうか?」

頭の中ではそんな不安が駆け巡って
おりました




そして・・その不安 的中


重たくて起こせそうにない



・・こりゃあ、JAF呼ぶか、
しかし それは金かかる

じゃあ、誰かに助けてもらうか、
いや こんな道 誰も通らない

そうだ、購入した
赤男爵にはこういう時の救済が
あったのでは・・

などと頭の中で錯綜するが、
・・まてまて冷静になれ・
と心を落ち着かせると
くくりつけているキャンプ道具
外せばいいじゃないか、
と簡単な事に気がつく


積載したキャンプ道具を外して
身軽にし、
渾身の力で踏ん張ると
なんとか引き起こす事が出来た

(しかし、この時 腰を痛める)






ぴよこ2ガ~ン・・・」

カウル保護の為
わざと壊れやすく作っているのだろうか
ウィンカーが粉々に





そのまま坂の下まで押して
積み荷を取りに坂の上まで戻り
散らばったウィンカーの破片を片付け
積み荷をまた坂の下のバイクの荷台乗せる

これでまた、汗びっしょり
しかも 腰が痛い



「芝山自然公園キャンプ場」

私のような未熟者キャンパーには
入場さえ拒む、
やはり 強者向きキャンプ場であった・・



心が折れ、
・・もう帰ろうか、
と挫けそうになるが

いやいや、せっかくここまで
来たのだから と
気を取り直し、エンジンを始動させた


そして、そこから一番近いキャンプ場

「夏井川渓谷キャンプ場」

を目指す事に






ここは過去に1度訪れており
道を間違わなければ日没までには
着くだろう



しかし、こういう時程 道に迷うもので

あっちいったり、こっち行ったりを
繰り返したが








なんとか 日没前に
夏井川渓谷キャンプ場に無事到着


来場は 私の他 二組
(夜にバイクソロキャンパー1人追加)







ささっと設営して


晩飯の支度




今宵の献立

湯豆腐、筑前煮(お惣菜)、
鯖の塩焼(お惣菜)、芋焼酎(お湯割り)





疲れたので すぐ就寝するが
福島の南と言えども やはり東北

夜の冷え込みは厳しく

途中コンビニで買っておいた
使い捨てカイロを2つ 寝袋に放り込み
寒さをしのいだ










翌朝



3月なのに冷え込みはなかなかのもので
外に出しておいた水が凍っておった








昨日の被害状況を確認


ウィンカーは交換すればよいが
カウルについた傷は・・・(;´д`)




しかし 愛車2号には悪いが、

・・新車じゃなくて良かった・・

などと 安堵する








少し このキャンプ場のご紹介をします


「夏井川渓谷キャンプ場」

福島県はいわき市にある
無料キャンプ場

ここは一昨年の9月以来
2回目の訪問








無料キャンプ場は色々訪れたが

その中では

ここが一番 いいですな




一見、田舎のゲートボール広場の
ようなのだが




なんとなく素朴で懐かしい

こんな故郷のような環境




そして

実はここ、駅前にあるのですよ



江田駅

もちろん無人駅

電車はめったに通りません




駅前には赴き深いこんな商店もあります

カップラーメンや菓子パンなど
売ってるので小腹が空いた時には
重宝しそう






そしてなんといっても

キャンプ場入口にある

これですよ
ぴよこ_酔っ払う



これ


酒の自販機

ビールはおろか、発泡酒、チューハイ
日本酒、焼酎 まである



いつでも冷えたビールが飲める
(夜11時まで)

クーラーボックスを持たない
ツーリングキャンパーにはこれが
ありがたい



ぴよこ3いや~~ いいキャンプ場ですな♪







目の前にこんな清流もあり

水のせせらぎに心が癒されますわ






付近にはトレッキング散策スポットも
あり




利用料金は ただ
ペットもOk
しちめんどくさい
予約とかいらないし
受付もない



設備は わりと綺麗


ぷらり訪れる旅人にはよろしいんじゃ
ないですか

私の主観では
お勧め度 星 4つってとこですかな




津波や原発の影響で閉鎖された所も
あるが、このあたりには
こんな無料キャンプ場がまだいくつか
残っている


今回 退却させられた
芝山自然公園キャンプ場もそのひとつ

いつかまた リベンジに訪れたいと思います
(愛車1号のシェルパで)







行きは山道だったので
帰りは海でも見ながら帰るか
と海沿いの街道を走る




四倉から小名浜へ向かう道

このあたりの海岸はなかなかいいですよ






豊間海岸



ここらは地元サーファーのメインスポット


いい波がきていた
サイズ胸肩のファンウェーブ






勿来海岸
海水浴にはもってこいでしょう





日立の海岸

スケールの広い海ですな






にんたま にて
半ちゃんラーメンセットを食べて
家路についた




三連休最終日ということで
けっこう帰り道は混んでおりました


ではチョキ  


Posted by ただのおじん at 07:45Comments(2)夏井川渓谷キャンプ場

2014年03月10日

バイク考 3 (TDM 納車編)

性懲りもなく 3回目の 同ネタ・・


前回同様
バイクに御興味のない方には →ハテナ??

興味のある方にも、「 何なの ? 」

たんなるオッサンのボヤキと言うことで

閲覧 宜しくお願いします









さてさて、「その2」からの続きです

2台目バイク購入ということで、
ますますテンションが上昇した私め
でしたが、訳あって現金購入、
その資金をかき集める為、納車日まで多少日数がありました

その間 、インターネットなどを駆使して日々、色んな情報を得ようとしておった
次第です



「いい年して しょーもない検索
すんなや」

というツッコミはご勘弁を、


ある日、ネットで

「女の子にモテるバイク」

そんなワードを検索すると



「街のおしゃれ女子に聞いてみた!
この春イチオシの モテバイク 選手権」


と うたい文句のサイトが目についた。


フムフムぴよこと興味が湧き、紐解いてみると
嘘か誠か定かではないが 実際に370人の
街行く婦女子に写真で好きなバイク
のアンケートをとったらしい





その結果によると





おしゃれ女子人気No.1バイクは



「ストリート系(レトロ)バイク」

というジャンルだとのこと



こんなのや



こんなのが人気のようだ



グラストラッカー、FTRやトライアンフ、
キムタクがドラマで乗って人気になった
TWなんかが該当するのでしょう。


なんとなく・・わかる気がする





ストリート系は 腰パンに通づる
オッサンには入り込めないヤング臭が
プンプン漂っているが、
それと若干 毛色の違う レトロっぽいのは
私も好きですわ。
バイクらしいノスタルジックなスタイルは
シンプルで美しい。
ウェアもカジュアルでオシャレだと思う。




人気No.2は 「アメリカン」

代表格は言わずと知れた

ハーレーダビットソン



これも 分かる気がする



私の少年期、「ハーレー」といったら




やはり これ





「COOLS」



70年代、まだ中学の頃、
ちょいと不良に憧れている友人の部屋には
必ずといっていい程 このポスターが貼ってあった

ちなみに私の部屋には吉田拓郎と 風 の
ポスター
(・・フォーク好きだった)


舘ひろしや岩城こういちのような輩が、
皮ジャンにグラサン、 タイトなパンツ
に黒いブーツ、
そんなんでハーレー乗っていれば勿論
かっこええ。


しかし、そんなに容姿淡麗でなくとも

「ハーレーは 七難 隠す」

と 昔から言われる

(言っているのは私だけかもしれないが)


足つきがいいので、私のような
ショートレッグなオヤジも Ok

腹ボテでも「貫禄」という形容が
引き立ててくれるし、髪が後退し 寂しく
なった頭髪も 火の玉がプリントされた
ヘルメットが隠してくれるだろう

ライテクがさほど無くても、
股をガバッと開き 、大威張りで
乗っていれば、ワイルドでそれなり
に・・絵になる


そして、世の 婦女子というのは少し
危険な香りに惹かれるものだ

やめときゃいいのに、という男に
吸い寄せられ、完全安全牌 みたいな男
は意外にモテない
(イケメンは別)

私もそんなとこに着目し、
「ハーレー買っちゃおうかな」
という密かに 邪な 野望をぴよこ_酔っ払う
抱いておった時期もあったが、


・・金がないのでやめた






そして


人気バイクNo.3は、な なんと

「ビックスクーター系 」 だという









私にとってスクーターいえば

ベスパ と パッソル

なので

近頃のビックスクーターという
このジャンル、いまいちよく
わからないし、乗ろうと思った事は
まだ 無い


たまに、これ系の 派手派手カスタムバイク
が爆音と音楽を轟かせ、走っているのを
見かけるが、イメージ的に
トラック野郎☆一番星 を連想して
しまうのは私だけであろうか・・






ここらで段々分かってきた



女子というのは、かっちりと正統派な
ライダーに抵抗があるのかもしれない

メーカーロゴの入った皮のツナギや
機能性重視のナイロンジャケット、
膝パット入りパンツにバイク専用ブーツ

そんなんより

ブルゾンにコットン系やデニムのパンツ、
ダナーやレッドウィングのブーツ

あくまでスマートにカジュアルに
そんなんなのが好印象なのか




・・大体 結果は見えてきた

オシャレ女子人気バイクランキングの
結果は以下のとおり

4位 ネイキッド系

5位 スーパースポーツ系

6位に オフロード
(シェルパはココ)

7位に三輪車 (トライク)

最下位、一番不人気が ツアラーという

結果だった



やはり カウルのついた かっちり
したのは ダメだった
納車される 愛車2号 ヤマハTDMは
純粋ツアラーといえば疑問はあるが、
大きく分類すればツアラーとなるだろう






「三輪車 以下か・・ガーン
わしのTDちゃんは・・」






前置きが長くなりましたが、


そんなこんなで

某日、某時、自宅を出て、テクテクと
20分程歩き、某ローカル線のとある駅に
赴いた



閑散とした駅、

昼間、電車は一時間に一本、
もちろん、時刻表は調べている

そう、今日は先日契約した

ヤマハTDM850の

来るべき 納車日

なんとか 金を工面して 本日の
納車に漕ぎ着けた



ヘルメット袋を下げ 電車に乗り込み
車窓から見慣れた風景を眺めながら、

・・結局、カミさんにバイク買った と
言えなんだなあ・・ガーン

などと、不安が脳裏をかすめる。






自宅最寄り駅から電車に乗ること十数分

とある駅に降り立ち


住宅街をまたテクテク歩く



だんだんと心臓の鼓動が高鳴ってくる

それは、新しい相棒に会えるワクワク感
だけではない

大きなバイクに乗るのは15年ぶり
ちゃんと乗れるのだろうか・・
そんな不安が緊張となっているのだろう





目的地に到着



赤男爵 某支店




ここでバイクを買うのは久しぶりだ

正直言うと

赤男爵でバイクを買うことは

もう無いだろう・・そう 思っていた




理由は

20年前 、ここで購入したバイクが

酷くボロかったから・・・




外観は悪くなかった、外観は・・

しかし、エンジンはガッタンゴットン、
機関車かいな? と思ったが、
古いバイクだし、まあこんなもんだろうと、平気で乗っていた。

が 、半年後の夏、日本海を巡るロング
ツーリングの途中、スタータークラッチが
いかれた。
ツーリングから戻り、バイク屋に
持ち込んでエンジン開けてビックリ

ピストンやらなんやら けっこう適当に
改造されていたのだ

欧米からの輸入したてのバイクで
どんな代物かわからなかったのだろう
アメリカ人はオモチャ代わりに
気楽にエンジンいじったりするらしい


結局、50万円以上かけて、オーバー
サイズのピストン入れたり 何やら替えるはめになった。 (他のバイク屋で)


当時バイクマニアを自称していた私は

「エンスーの道も険しいねえ」

などとボヤキながらも、
その金を ポンと支払った


その頃は 独身だったし、今思えば
そんな道楽的出費がけっこう多かった


しかし・・今になって時々思う


その金が 今 あったら、
どんだけ助かることか・・



いやいや、バイクはまだいい、まだ許せる

許せんのは、ウワーン
キャヤバクラだ
昔、キャバ嬢の誘惑に負け、後先考えず 
湯水のように 散財した あの 夜の魔宮・・


ああ~ぴよこ2 あの金が・・今 あれば・・









すいません、話が横道にそれてしまいました




赤男爵の店に入ると

店長さんが、お待ちしてましたよ男の子ニコニコ
と出迎えてくれ、車検証の確認やら
会員の特典などを説明してくれる





その後 記念撮影





満面の笑みを お見せ出来ないのが残念
(恥ずかしがり屋なもので)







ヤマハTDM

900でなく先代の850というのが
私らしいとこ

少しご説明すると

デビューは1991年、パリダカで活躍
したスーパーテネレの DOHC5バルブ
水冷エンジンを850ccにスケールアップ
「キングオブマウンテンロード」を
コンセプトに開発されたモデル



これは、
2代目、1999年製 国内仕様

15年落ちになる、愛車1号の
スーパーシェルパとちょうど同級生


昔むかし、15年落ち、などといえば
車もバイクも かなり
ヨレヨレポツコン車両
だったが、

今はそうでもない

それは 我々人間にも通づるのでは
ないだろうか






たとえば、磯野波平は54歳




バカボンのパパは 41歳




星一徹にいたってはなんと
33歳だ

(37歳という説もある)


ちなみに 嵐 の櫻井くんは32歳


何が言いたいかというと

今の50歳は昔の50より若いという事




「・ ・まだまだ これから」

そう聞こえるかのような
コイツ(TDM)の主張を
自分に重ね合わせていたのです







店長さんが気をきかせてくれ、
交通量の少ない裏道まで、
バイクを押してくれた

操作スイッチ等をレクチャーして
もらった 後、
「緊張するから」と言って、
店長さんの見送りは丁重にお断りさせて
いただき

新しい相棒 TDMに股がった。


そして、コイツと対峙する


リッターバイクではないが、
それでも大型バイク 、20リットル入る
タンクはけっこう大きい


足も長めで
全体的に背も高いし、重量感もある

だが、店に向かうまで不安だった
気後れは もう感じない

逆に、これからコイツを操るかと
思うと興奮で鳥肌がたつようだ



足つきはこのくらいが限度だろう、
出来れば自分の背丈があと5センチ
欲しかった。

ハンドル近くにあるチョークを引き、
セルボタンを押す
するとエンジンは待っていたかように
一瞬で目覚めた

エンジンの始動性はシェルパより断然
いい、さすが優等生 という感じ


暖気をしながら、どこまで
走ってみようか? などと考える

とりあえず 海岸線から山道に入り、
定評あるコイツのハンドリングでも
堪能してみるか・・

と頭の中で大まかなルートを決め、
ウィンター用グローブをはめた



チョークを戻し、スロットルを捻ると
「ボボバッーン」 と
ビックツインの咆哮、そして
タコメーターの針がピーンと跳ねる

先程まで優等生だったコイツが荒々しい
一面を見せた

・・ほおーっ、なかなか 楽しませて
くれそうじゃないか


ギンギンではないが、レスポンスは悪くない

このフィールは・・
トライアンフのバーチカルツイン・・
とは少し毛色が違う

BMWのボクサーじゃない

ハーレーのようなロングストロークでもない

なんだろう?

そう、そうか、ドゥカッティだ、
ドゥカッティ900SSの鼓動に
似ている

フフフ、これも270°クランクの
恩恵かな・・


ヘルメットの中の頬がニヤリと緩む









な~~んて・・・

まあ、かっこいいインプレでも

綴ろうかと思ったのですが、



無理ですわ・・


ドゥカッティなんか乗ったことないし
、他のバイクは ここ15年
スーパーシェルパしか
乗ってないんだから・・

クランクの270°も 360°も よく
わかりません


あくまでもシェルパとの比較
あと、遠い過去に乗った昭和バイクの
比較しか出来ませんので その感想を
綴ります





もう、最初はおっかなびっくり

とりあえず「ブウ ウウ オオーーー」と
エンジン唸らせクラッチを慎重につないだ

周りの車は「なんだなんだ? このバイク」
と思ったことでしょう

とにかくエンストだけはせんぞ!
という気合いのあらわれではなかろうか

交差点で停まる時は
「立ちゴケ、立ちゴケ注意」
と呪文のように唱え、大地にしっかり
足つけた

最初はエンジンフィールなど
味わうゆとりなど ゼロ


ぎこちない運転にてなんとか
交通量の多い市街地を抜け、
海岸に近い国道を走る

下調べで、3000以下のトルクが薄い、
などと書かれていた文献もあったが、
「どこが?」 という感じ
私にとっては充分充分、
さらにアクセルをグイっと開けると
「ムヒョーー」と叫ぶほど加速し
瞬時に100キロオーバー


ただ、最初に感じたのは、ドンツキ感って
やつでしょうか

シェルパと同じようアクセル開け閉め
するとカックンカックンしてしまう

だが、少し運転するとアクセルワークに
段々慣れてくる

それと気になったのは1速から2速に
シフトアップする時の「ガッタン」と
いう音

これでいいの?
テクニック不足なの?

と思ったが、誰かの
ブログにもこんな事が書かれてあった
のを思い出し
気にしないことにした





海岸線から山道に入る頃になると、
操作も慣れ、昔の感覚っていうやつを
身体が覚えていたのか

「フフン~~♪」と鼻歌が出る程
余裕が出てきた



いくつかの
コーナーを通過する

もちろん攻めたりなんかはしません

コーナー手前でしっかり減速し
肩の力を抜き、自然体で傾けて
バイクなりに曲がらさせてみる

すると、すいっとハンドルが切れ込み、
思い描いたラインにタイヤがトレース
してゆく

オフ車に乗りなれた私でも扱い易い
素直なハンドリングと言ってよいだろう


そうそう、バイクってこうやって
曲がるんだったな・・

「いいねえ~、TDちゃん」

などとニンマリ微笑む





正面から撮影

きっと街行くオシャレな女子には
不人気だろう、この顔は

でも

私は好きですよ
このハエ男のような顔 、
大きな声で「カッコいいだろ」
とは 自慢出来はしないが・・



後ろから撮影

フロント程、個性がなく 平凡だが
悪くない、何しろ荷物がたっぷり
積めそうだ

ソロキャンパーの私にとっては それが大事




しばらく山道を走って、農閉期の県道で
少しスピードを出してみる



やはり、大型バイクはラクですな

まずは やはり お尻がラク
最近ケツの筋肉が薄くなったのか
オフ車はケツが辛いぴよこ2

そしてラクなのは
頻繁にシフトチェンジする必要がない
市街地ならば、3速まであれば間に合う
ちなみにTDM850は5速まで

そして、なんといっても直進安定性
ちょっと風が吹くとヨロヨロ振られる
シェルパとは大違い
防風効果のあるカウルといい
ロングツーリングには強い見方と
なってくれそうだ




高校生の頃、友人に中村君という 気の
いい奴がいたのを思い出した

当時、彼は、どノーマルのCB400T
通称ホークⅡに乗っており、「貸して」
と頼むと 気軽に貸してくれたので、
たまに借りて乗っていた


ヤカンのようなタンク、コッペパンの
ようなシートに殿様ハンドル
アメリカンのようでそうでもないような
半端なスタイル

ホークⅡは、CB400fourや
当時デビューしたてのZ400FX 程 、
華々しさもカッコよさもなかったが、
とても乗りやすく、回せば意外に速かった

そして野暮ったいと思っていた外観も
見慣れてくると、ちょっとだけ
カッコいいかな、と思えてくる
不思議でなんとも 味のあるバイクだった



TDMを乗り、 青春時代に触れた
1台のバイクが
・・・なんか似てるかな?
とでも思ったのか、ふと、記憶に甦った





私のブログを見て、TDM850を検討
する方は そうそういないと思いますが

いいバイクですよ
とだけ言っておきましょうか


トライアンフ程 女子ウケしないし、
BMW程ステイタスもない、
また、ハーレー程注目を浴びないだろう

・・だが

そんなのいいじゃないですか

主張し過ぎず、日常に適している
TDMは、ロングツーリングも
楽チン
長めのサスは 悪路もそこそこいけて、
ひとたびワイディングに入ったら
キビキビ走るオールラウンダー

しかも お値段 は 安々
(もちろん 中古)




スーパーシェルパに引き続き

良き 旅の相棒に巡り会えたようです








家に戻り、
普段は正月くらいしか飲まない
プレモルで独り 祝杯をあげた




意外だったのは、カミさんが
あまり文句を言わなかった事・・

もちろん購入価格は嘘っぱちの報告を
したのは言うまでもない

ではチョキ









後記です

納車から約 3カ月
泊まりのツーリングを3回、
ちょっとしたを2回程、
約3000キロ程乗りました。


バイクは余り詳しくは ない。
ので、正解かどうか分かりませんが、
あくまでも主観で長所、短所を
綴りたいと思います。



[長所] (^-^)、

・ポジションが楽、オジジにはありがたい

・滅多に同じバイクと遭遇しない、
(長所か短所かよく分からないが・・)
3000キロ走って1度だけ居た。
他人なのに、他人ような気がしなかった

・必要にして十分な動力性能

・積載量はなかなか、荷物フックもいい

・カッコイイのか悪いのか、
よくわからないが、デザインは個性的
・・だと 思う

・素直なハンドリング・・だと思う

・高重心の為か、切り返しが速く軽快

・排気音が静か、早朝のエンジンかけも
ご近所さんに余り気にならない
(その反動で、たまに、爆音 バイクに
憧れる)

・メーター周りのデザインは わりと好き

・とにかく、走らせて 楽しい。
休み日はコイツに跨がらないと気が
すまない





[短所] (- -;)

・けっこう重たい? そう感じる
(年のせいかもしれない・・)

・1速と2速が離れている。
そして、その 変速時のショック。
スムーズにやるにはコツがいるし、
走っていてこれが一番気になる。

・3000以下のトルクが薄いというのも
納得、交差点 曲がる時、1速か2速か
迷ってしまう

・マフラーが静かすぎる。もう少し
ドコドコ感が欲しい

・燃費は18~20くらい。こんなもん
かもしれないが、ほとんどツーリング
オンリーなので、もう少し伸びてほしい

・2気筒が欲しくて買ったが、正直言うと
クセがある。(それが長所でもあるが)
マルチのほうが乗り安いと感じた

・整備性はあまり良くない、オイル交換
も面倒くさいし、バッテリー は
外すのさえ大変
(昭和のバイクは良かった・・)

・立ちコケしやすい
(自分だけ?)





・・まあ、色々短所を綴ったが

それよりも何よりも、

自分の運転が下手すぎる・・・


TDMの重心が高めのせいか、すでに
1回 立ちコケの洗礼を受け、
それからUターン恐怖症になってしまった。

タイトなUターンする時、みょーに 肩に
力が入ってしまうのだ。



ライディングスクールでも行くかいな

などと 思う今日この頃です

では



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Posted by ただのおじん at 07:10Comments(10)ララバイ伝説