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ただのおじん
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家族:妻、娘、猫1匹

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座右の書:酒の細道、
さすらいの野宿ライダーになる本
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好な食べ物 :どん兵衛、
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2019年03月20日

ワカサギ釣りの真髄








こんにちわ







今年の冬はそんなに寒く無かったような気がします

雪もあまり降らなかったし・・


それでもやはり冬のモーターサイクルは寒い

いくら厚着してもどうにもならんのが指先だ

凍える指先を我慢し、寒風に負けじとアクセルを開ける

たどり着いたは 極感のフィールド

素早くシングルテントを張り、凍えた手でマッチを擦り、拾い集めた木々に点し暖をとる

火の暖かさに感謝しながらも 「寒みーな.・・」 とぼやき

安酒をあおり 孤独な一夜を過ごす


これが何故か愉しい

ナイス至高の 冬キャンツーリング・・


よし、フフフいっちょ 行ったるか・・と心では思うものの

直前になるとなんとなく おっくうになり

やっぱりワカサギちゃんだな・・

と 向かうのはあの場所へ行ってしまうのであった




かなりマニアックな内容で興味の無い方はまったくつまらないと思いますが

暇だからこいつの能書きでも聞いてやるか・・という心の広い方は続きへどうぞ
























午前3時

もちろんまだ夜明け前





夜更かししている訳ではない、

早く目覚めてしまったのだ


出発まで1時間以上時間があるので仕掛けを一つ作っておくか、とこしらえた



極小1号狐針にフロロカーボンの0.2号を結び、それを7本

その針スを0.3号の幹糸に括り、全長115㎝の仕掛けを作った


ワカサギ釣りの真髄


ハリスの長さは2.5㎝と4㎝のコンビネーションにした

これは誘いに変化を生じさせ魚を飽きさせないのが狙い

こんな様々なパターンの仕掛けを10種類以上常備し

その日の条件で選ぶ




そして、今日持って行くタックルをチェック


電動リールに充電した電池装着し、他の道具と共にバックに入れる




あと、こいつは絶対に忘れてはならない必需品

ワカサギ釣りの真髄

このケースは自作した

我ながらなかなか良く出来ていると思う





中身はワカサギ釣りの必需品 穂先だ

ワカサギ釣りの真髄

柔らかく敏感な穂先でなくてはワカサギは釣れない


この中で市販品は3本のみ、他は自作品


当初は市販品が高いので自分で作ったら安上がりだろという、というせこい理由であったが

やがて自作するのが1つのこだわりとなった


グラスソリッドを根気よく削り、更に弾力と曲がり方をチェックしながらペーパーで薄くシコシコと削る

錘を負荷させ、狙い通りの弾力になったら塗装を施し、

竿元に5ミリφのパイプを付け、最後に針金で作ったガイドを取り付け完了


一本の穂先を完成させるのに1日半

仕掛けは1つ作るのには1時間、穂先のケースは1週間かかった

それ以外にも作った物 は リール置き台、魚外し器、魚探置き台、ワカサギ入れ、アンカー、ロングタックルケース、その他諸々


かかる材料は安価だが、労力を考えれば買った方がよっぽど安上がりだ

我ながらよくやるよ。。。と感心したりもする


この熱意を 少しでも仕事に注いでいれば、

いい年こいて主任などという今の役職ではなく 課長、いや、

今頃、ぶちょう〜 などと呼ばれているのではないだろうか


にんまり部長・・か


そしたら今頃、あんな20年落ちの軽自動車など乗っておらず

クルマはアウディかBMW あたりを転がし

さくら水産だとか、鳥メロだとかそんな安々居酒屋には行かず

会社の経費で高級クラブとか行って

そんで趣味はゴルフか

行きつけのクラブのママとホームコースを周り、その後は19番ホール・・

にんまりムフフ・・




などと、しょーもない想像をしていたら、いい時間となったので家を出た



向かうは自宅から40分、ホームポイントの高滝湖

千葉でワカサギを釣るならここだろう

10月から3月末までがワカサギの釣期


ちょっと前までは、子供でもポンポンワカサギが釣れたのだが、ここのところ

どうやら 渋チンモードに突入したようだ

つまり食いが悪いという事



先日も私の釣り仲間が訪れ 釣果は6匹に終わり、

その同行者おいてはボウズという悲惨な釣果だった


まあ、でも・・そんなもんだろう

初心者同士が連なって渋チンモードのワカサギを攻略しようたって

そんなに甘くはない

ワカサギ釣りは奥が深いのだ

こういう渋チンモードの時こそ経験と腕、そして気合がモノを言う










5時半に到着

ワカサギ釣りの真髄

1月頃は長蛇の列だったが、3月に入ると釣り客も落ち着いてくる

これは、釣果が落ちるというのもあるが、他の釣り場が増えてくるというのも一因している






ワカサギ釣りの真髄

今日は風が緩く暖かいのでボートを選択

ボート釣りはワカサギの群れを求め移動出来るのが強み











6時の時報と共にエレキのスロットルを開けた


ワカサギ釣りの真髄

私のヤフオクで落札したミンコタは30ポンドと非力だが

健気にブルブルとモーターを振動させ湖面を進んで行く










高滝湖の北、第1漁礁のポイントに着いた

他の多くのワカサギ釣師は近場のCエリアに停泊していたので

ここまで来るのは私と、バスを狙うアングラーだけ


ワカサギ釣りの真髄





もし、将来、私にワカサギ釣りの弟子が出来て
(多分できないでしょうが・・)

その弟子に

「師匠、ワカサギ釣りの極意は何でしょうか?」

と問われたら

きっと こう答えるでしょう


「それはだな、ワカサギの回遊してくる場所で釣ることだわな」


そのくらい場所選びは大切なのだ







エレキのスピードを落とし ゆっくりと移動しながら魚探の画像を睨み、ワカサギの魚影を探す

ワカサギ釣りの真髄

私の魚探はアメリカ製のローランスというメーカーで

その中でも1番安価なタイプ

海釣りじゃあるまいしワカサギ釣りにはこのくらいでじゅうぶんだ、と購入したのだが

もうちょい ハイグレードにしとけばと、自分の貧乏症を少し後悔している







そのローランス安々魚深がワカサギらしき群れを映し出した

ワカサギ釣りの真髄

底付近、ピンク色に盛り上がって見えるのがワカサギの群れと思われる

高級魚探ならもっと鮮明に映し出すのにな、と愚痴っても仕方ない


中層の群れはすぐに移動してしまうが、底の群れはわりとその場に留まる傾向がある


大群ではないが、今の時期ならこんなもんだ


よし・・ここだ‼︎


鉄アレイで作ったアンカーを下ろし、ボートを固定し早速準備に取りかかる



仕掛けをセットしたら餌付け

餌は紅サシを用意して来た。基本はそれを半カット、

ただ、渋い時は5分の1の極小にしたりと色々試して その日の食いパターンを探る必要もある


ワカサギ釣りの真髄


そしてブドウ虫に切れ目を入れ仕掛け上部の針に引っ掛ける

これがワカサギの寄せになる






電動リールは4つ持っているが、その中から

今日はダイワクリスティアの電動二丁で攻めてみる事にした




ワカサギ釣りの真髄

右は底狙いで、左はたまにやってくる中層の群れを狙う



さあ、来い!  と誘いをかける



3回程上下させると ピクピクと穂先が揺れた

「おっきたっ」と あわてて合わせるが 乗らない

合わせが遅かったのだ



少しの変化も逃すまいと 五感を穂先に集中

これがワカサギ釣りの醍醐味だ




穂先が少し動いたか?・・と感じた瞬間

素早く合わせた


すると 確かな手ごたえ

一匹目がかかった

あんな小さな魚でも、合わせが決まるとそれなりの手ごたえがある

心の中で よし! とガッツポーズ





その後、ポツポツとアタリがあるが釣れるのは単発のみ

多点掛けはほとんどない

朝イチの食いがたつ頃にこれじゃあ昼間が思いやられるなあ

と思いながらも少ないアタリを逃さずまいと穂先に集中する


初心者は穂先がピクピクするのがアタリだと思っているが

実際はそうではない

穂先がピクピクするのは、すでにワカサギが針に掛かり

それ外そうともがいているのだ

だからその時合わせ巻き上げても、すでにワカサギが針を外して逃げている

というパターンが多い


ワカサギが餌をくわえた瞬間は穂先が「もそっ」というほんの僅かな動きや

誘った時に穂先がいつもと違う動きをした時

上級者はそんな僅かな動きを逃さず合わせていく

これが釣果の差、つまり腕の差なのだ







3時間ほど同じ場所で粘ってみたのだが、だんだん群れが薄くなってしまったので

もう少し南に場所移動


ワカサギ釣りの真髄



この場所は群れはあまりやって来ないが、群れが来れば爆釣


多点掛けを狙うため左の仕掛けを袖針にしてみた

袖針の方がキープ力があるからだ

その狙いが当たって一度5点掛けがあったが、その後は尻窄み状態







そして、また 移動





今度はCエリア

ワカサギ釣りの真髄

ここが、1番釣り人が多い


釣り人が多いだけあって群れの入りは良い

だが、人が多いのが要因か 魚がスレているように感じる






そして午後2時頃終了




結果は


ワカサギ釣りの真髄


155匹


時間はまだまだあったので200まで粘ろうかとも考えたが

花粉症が辛くて それに負けた

去年はそうでもなかったが今年の高滝湖のスギ花粉は絶好調





155匹・・

可もなく不可でもなく まあ、この時期だとこんなもんか・・ってところ


朝イチからCエリアでやってれば、などといつものタラレバをボヤキながら帰宅












この日の獲物から50匹位を使って南蛮漬けをこしらえた


酢、醤油、みりんと水を合わせちょっと煮詰めてタレを作る

野菜は玉ねぎ、人参、ピーマン

それらをワカサギのから揚げと混ぜれば出来上がり


ワカサギ釣りの真髄

こいつはビールにも酒にも合うし、日持ちもするので最近はこればっかりになってしまった



うちのカミさんは

「ゲゲゲ、また・・ワカサギ・・ガーンもう一生分食ったわ」

とか言って食いませんけどね・・








ワカサギシーズンも終わりが近づき

そろそろバイクのオイル交換でもしてプチツーリングにでも行こうかと思っております


今年のゴールデンウィークは10連休

さてさて・・どこへ行こうか・・と楽しみであります



ではバイバイ




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この記事へのコメント
先輩お待ちしてました
「真髄」を感じましたよ
次回は男鹿かドロブでお願いします
!!!
Posted by kurry at 2019年03月20日 14:56
kurryさん

最近、ちょこっとバイク乗ると握力が弱まったのか、クラッチを握る左手が辛くてしかたありません。
とりあえず、筋トレしてリハビリです(笑)
Posted by ただのおじんただのおじん at 2019年03月20日 17:52
なんとクラッチを握る手が辛いとな・・ヽ(´o`;

そんな只野さんには・・
アフリカツインのDCTを検討されてみては?
アレは良かったですよ~
ローダウンなら足つきの不安も解消!

筋トレなんかキツイだけですよ(*´з`)
Ninja購入の勢いで買っちゃえ~
Posted by gamagama at 2019年03月20日 19:38
gama さん
ニンジャ1000のクラッチが特に重たいわけではないのですが、身体が弱っちまったんですなあ。
最近のバイクのクラッチはすごく軽いと聞きます。
昔の70年代産の大型バイクはやけにクラッチが重かった。
・・力でねじ伏せてやるさ、これを乗りこなしてこそ大人のバイク乗り。
なーんて、思ってたような・・
Posted by ただのおじんただのおじん at 2019年03月22日 07:00
 
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