2014年02月07日
バイク考 (その2)
・
・
・
前回に引き続き
おっさんの たわごと です
しかも、トホホな 物語
バイクに興味ない方は理解に苦しむかも
しれませんが、
よかったらたら・・ご覧ください
・
・
・
「・2台目のバイク 買ったろかいな」
という 自分にとっては大いなる野望を
企てた私めは、自己と向き合い、背伸び
せず、買える価格で欲しいバイクを
ピックアップするにあたりました
一応 断っておきますが
あくまでも今乗っているスーパーシェルパ
が正妻
今度 買おうとしているのバイクが
まあ、2号さんとでも言って
おきましょうか・・
とりあえず、心の中の希望や要望、価格、
使用目的、ランニングコスト、
世間のクチコミ、見栄、世間体、等々
様々な角度から検討し、候補のバイクを
選定させて頂きました
選定基準
1番の希望は
「旅するバイク」
であるということ、
長距離走ってもあまり疲れず、ダートも
走れればそれにこしたことはないが、
そんなにこだわらない
ポジションが楽で、排気量は
600CC以上。
荷物が多く積め
「コイツで、果てしない旅に出てやるか」
と いう気分にさせてくれる
そんな オートバイが欲しい
そしてもうひとつ大事なのは
2気筒エンジン
であること
若い頃は「直4こそ最高」
そう思っていたが
ジジー化した現在、「ビュンビュン」
高回転で回るエンジンは余り必要なく、
ツインエンジンの鼓動が心地よい
がしかし・・たまには熱く走りたい
そんなわがままな思いを
かなえてくれれば 尚更 いい
そこで、まず 候補に上がったのが
やはり・・
このバイク
BMW R1150GS 通称 イレハン

旅するバイクといったらこれに尽きる
と思います
このジャンルの先駆者的 ビックオフ
別名 ペリカンだの怪鳥だの呼ばれ
その走破性には定評がある
この1150GS、前回見に行った
1200GSよりひとつ前のモデルに
なるのだが、
1200より価格が30万程安く、
懐の寂しい私にとっては現実的
デザインも1200のほうが洗練されて
はいるのがが、ずっと見ていたらこっちの
方が好きになってきた
なんというかドイツっぽい無骨さ
というか、
剛健さというか・・そんなとこに
可愛さえも感じてしまう
重量は現行モデルより20キロ程重い
らしいが、コイツで林道は多分
走らないので、特に気にはしない
BMWで遥か秘境に行ってみたい・・
と、思うものの、心配なのは トラブルに
なった時の修理費やパーツ代
むかしむかし、バイクではないが、
当時、別名「六本木カローラ」と
称されるBMW3シリーズに乗っていた
時期があった
まだ独身時代で
「ビーエム乗ったら女にモテるぞ
ウハウハだぞ」 みたいな
神話を信じて、ブルーバードから
乗り換えた
当時、修理はディーラーに頼んでいたが 、
その、パーツ代と、修理費の
また 高いこと高いこと・・
高級キャバ嬢が整備してんの?
と思うくらい高かった
そして また
中古で購入したんで、たまたま
ハズレ車両に当たったのかもしれないが
「君は なんで、そんな虚弱体質なの?」
と車に語りかける程よく壊れた
いつも水温系とにらめっこ 、
電気系、ミッション、足回り、全て
が弱かった
「ふ~~、ビーエム乗りも大変だぜ 」
とため息をつきながらも
国産車しか知らなかった当時の私は
疑問をディーラーや購入した
中古屋にぶつけるが
いつも返ってくる答えは同じ
「欧州車っていうのは そういう
もんですよ 」
と・・・
それには、
「それがイヤなら、国産車乗りな」
と高飛車に言っているかのように
聞こえてならなかった
時代も変わり 今はあてはまらないと
思うのだが、
BMW =維持費がかかる
(個人的な意見です)
この構図が今だ 頭の隅にこびりついて
離れない
ただ、それを打ち消すかのように
魅力ある この エンブレム

なんだかんだ言って
ブランドって奴に弱いのかもしれない
そしてもうひとつ候補
これも
鉄壁のブランドでしょう
ハーレーダビットソン

旅バイクの定番、まさしくアイアンホース
私のモーターサイクルヒストリーも
一応
アメリカン風バイクから始まっております
(その1 参照)
・・実はけっこう ハーレー好き
なのですよ
なんか、フリーダムな雰囲気とか
本屋さんでセクシーなお姉さんが表紙の
ハーレー雑誌とかついつい手にとって
みてしまう
ただ、あんまり似合わないかな、
と思って敬遠していたが、
一度はハーレーオーナーになってみたい、
そんな願望も胸に秘めていた
それに、ハーレーはなんといっても
中古のタマ数が多い
狙うは883あたりだが、50万円台
の車両もけっこう出てるし、
アフターパーツも多いので、
じっくり永く乗って、自分なりの
旅仕様にカスタムする楽しみも多い
のではと思う
私は 余り、舶来信仰ではないし
見栄という気持ちもそんなに強くない
国産品、特に日本のオートバイは高性能で
優秀というのは重々承知なのだが、
欲しいバイク・・ そうとなると、
2気筒好みという事で
やはり外国車になってしまう
候補に上がってないが、KTMや
ドカッティ、トライアンフ、それぞれ
個性があり、正直 欲っする気持ちは
あるが、価格や中古のタマ数、
メンテ等を考えると
今回の候補に入ってないだけ
国産車は お家芸の4パツが多い
というのもあるので、なかなか
ビビビ とくるのが少ないのだが
そんな中で、最近
「おお、いいねえ~ なかなか」
と思ったのがこれです

スズキ Vストローム650
先日、伊豆に出かけた時、私の隣
のソロキャンパーがこれに乗っていた、
それをチラチラ見ながら
・・なんか いいな
と思った

現実的に使い勝手が良さそう、
車格も排気量もGSに感じた畏怖がなく
日本の道に適してると感じさせる
ただ、このモデル 新しいだけに まだ
中古のタマが極端に
少ない
購入するなら、新車となるのだが
80万前半で出ているのので
そんなに高くない
それに新車なので安心だし、ランニング
コストは安いだろう
こいつを2年位乗って、下取り出して
また、別の新車を買う
そういうサイクルが一番賢いのでは、
とさえ思ってしまう
安い中古車乗って、壊れて廃車して
また安い中古車買って・・
今の自分はこれに近いが、これって
もしかして 貧乏スパイラルなのだろうか?
BMW ハーレー 国産の新車
なんか、自分らしくないのでは、
という気も少し しているが
さてさて どうするか・・・
ここ最近、土日は仕事が入り
なかなかキャンプツーリングに
出撃は出来ないが
バイクで行動しているので
ぷらりとバイク屋さんをよく巡る
ある日、とあるバイク屋さんに立ち寄った

言わずと知れたバイク屋さん
ここで、1台のバイクが目にとまった。
目が会ったというほうが適切かもしれない
外に置いてあったので、最初はお客さん
が修理に出している車両かと思ったが、
念のため店員さんに聞いてみると
「本日入荷のピチピチフレッシュですよ
お安くしときますよ~」
と満面の笑みで答えてくれた
・・魚屋じゃあるまいし、中古バイクに
フレッシュもなかろうが・・
と思うものの、総してオジジというのは
居酒屋の本日入荷メニューとか、
本日 初出勤のホステスさんとかに
・・弱い

ヤマハTDM850
これは2代目モデル
なんとなく軟体生物を連想させる外観は
格好いいんだか、格好悪いんだか、判断
つかねるが、個性的ではあるな、と
思っていた
少しウンチクを語ると
このモデルは、270°クランク
という少し特異なエンジンで、
パラレルツインながら、Lツインの
ドカッティのような
フィーリング感を持つエンジン
開発コンセプトは
「キング オブ マウンテンロード」

(これは初代モデル)
石畳に対応するサスペンション
で荒れた路面も何のその、
山岳ワイディングも俊敏に走破する
アルプスローダーとして認知され、
欧州では そこそこ人気をはくしたが、
しかし
祖国 日本では押しも押されぬ
不人気車
正直言うと3ヵ月前までは、このバイク
の存在すら知らなかった
大型バイク買おうと思ってなかったし
しかし
日本市場ではスカタンこいたバイクだが
私のニーズには合致している
しかも、不人気ゆえに相場は安い・・
実は、先日 ネットで調べてわざわざ
とあるバイクショップまで これの色違い
モデルを見に行った
それはそれは錆びが多い車両で、
我がシェルパが綺麗に見えた程ガッカリ
させられたが、
その車両より、こちらのほうが
状態はいいようだ
ピカピカではないが、まだ許せる範囲
価格を聞くと 、だいたい相場どおり
高くもなく安くもなく というところ、
そのほうがいい、安かったら気持ち悪い
店員さんが薦めるので、股がってみた
重心が高く、足の長いバイク、そのゆえ
足つきは良くはないが、少なくとも
バレリーナではない
クラッチは軽く、ハンドルの
ポジションもラクそうだし、
カウルも風圧から老体を守って
くれそうに思える
「エンジン かけちゃってくださいな」
とニッコリ
微笑む店員さんの声に
コクリと頷き、
セルのボタンを押す
すると エンジンは直ぐにかかった
思いのほか、静かな排気音に拍子抜けの
感さえあり、シェルパの方が
バイクらしいサウンドではないかとさえ
思ってしまう
(シェルパのノーマルマフラー
はあなどれない、特に前期モデル)
だが、アクセルをグイっと回すと
270°クランクのパルス感と
ビックツインの咆哮が腹にずっしり
響いてくる
思わず顔がほころんだ
その表情を見逃さなかった赤男爵の
店員さんは、ここぞとばかり
セールストークを機関銃のように
たたみかけてくるが、
その話しは半分も私の耳に入ってこない
・・このバイクで 何処まで
走って行けそうかな・・
そんな事を自問自答していたからだ
気がついたら 店内の事務室の中で
椅子に座っておりました
接客→着座→お茶だし は商談の基本
なのでしょう
「では、これにご記入お願いします」
とローンの申し込み用紙を私の目の前
に差し出す 店員さん
顔は嬉しそうだ、聞いたらこの店の店長
だという
仕入れた物が 店頭に出す前に売れたのだ、
気持ちは分かる
自分でも驚いていた
朝、家を出る時は、今日 バイクを購入
しようなどと まったく考えてなかった
2万円のテント買うのにもなかなか決断
出来ない自分が、中古車とはいえ
それなりに高価な物を即決するとは・・
まさに衝動買い
決め手は、やはり
身の丈にあったバイク
これに尽きるかもしれない
BMWやハーレーといった人気者よりも
やはり、
私に見合う バイクは国産の
安々 不人気車
体格に合わず、予算的にも 厳しい、
そんな無理をしても後で苦しむだけ、
というのは50年の人生経験で得た
教訓なのかもしれません
BMWだの、ハーレーだの ピカピカの
新車だの は
将来の夢にとっておくことにしよう・・
それと もうひとつの決め手はこれ

ETC.がついていた
この、自動でバーが上がるやつ
これが・・欲しくて、たまらんかった
別に付ければいいじゃないとおおせに
なる方もいらっしゃるかもしれないが
わざわざ付ける程でもないのですよ
バイク用って高いし
ちなみに我が家の車にも付いておりません
「じゃあ、15分程お待ちいただけますか」
店長さんが、書き込んだローン用紙
を持って別室に入っていった
審査にかけて、直ぐに契約させる
つもりだろう
・・オフ車とオンロードの2台使いか、
わしもとうとう そんな身分になったか、
ちょっと贅沢かな、フフフ・・
そんな事を思いながらも 気分は良かった
ギャンブルはほとんどやらない。
タバコもキッパリ止めた。
ゴルフバックは納戸で埃をかぶっている。
たまには飲みにも行くが 、いつも
チェーン居酒屋の120分 飲み放題セット
このくらいの贅沢
神様は許してくれるだろう
(神様は許しても、カミさんは許して
くれないかもしれないが・・・)
これも、ブラック企業ながら、毎月の
給料もボーナスもそこそこ人並みに
支給してくれる 今 勤める 会社の
おかげだろう、
3、4年前なら食うのが必死でとても
とても 考えられなかった
・・感謝しなくては
などと 悦に浸り
そして、数分後
店長が別室から バツの悪そうな顔して出てきた
「・・すいません なんか ローン
厳しいみたいですね・・ダメみたいです」
「・・えっ・・」
しばし 絶句
お恥ずかしい話ですが
私の人生、
けっこう山あり谷ありでして・・
(谷が圧倒的に多いが)
金が無さすぎて、ローンの支払いを
何回か遅れた事がある
それが原因なのか?・・
それとも、生活苦のあまりサラ金に
手を出した事があり、
それがいかんかったか?
もしかして、すでにオーバーローン状態
なのか?
勤める会社をブラック企業などと
ぼやいていたが、
自分がブラックリストの
一員だったとは・・・

契約書です
はんこ 押しました
貧乏人の意地を 見せてやりました
「ローン ダメみたいですですが・・
どうしましょ?」
と困り顔で問う 店長さんに
動揺を隠し
なるべく 涼しい顔で
「あ、あっそう、・・・じゃあ、
現金で買っちゃおうかな、現金で」
と・・答えてしまった
納車は今月末位になりそう
店長さんが、私の懐事情を察して
給料日後にしてくれたのかもしれません
いい人のようです
問題はどうやって金を工面するか、
禁断の 娘の進学貯金に手を出すか、
それとも 高金利のプロミスか・・
それより カミさんに何時
「バイク買っちゃった・・ヘヘヘ」
と 報告するか
「・・う~~ん」
悩み多き日々が続きそうです
20年ぶりに赤男爵でバイク契約したが

今も これくれるのですね
では
・
・
前回に引き続き
おっさんの たわごと です
しかも、トホホな 物語
バイクに興味ない方は理解に苦しむかも
しれませんが、
よかったらたら・・ご覧ください
・
・
・
「・2台目のバイク 買ったろかいな」
という 自分にとっては大いなる野望を
企てた私めは、自己と向き合い、背伸び
せず、買える価格で欲しいバイクを
ピックアップするにあたりました
一応 断っておきますが
あくまでも今乗っているスーパーシェルパ
が正妻

今度 買おうとしているのバイクが
まあ、2号さんとでも言って
おきましょうか・・
とりあえず、心の中の希望や要望、価格、
使用目的、ランニングコスト、
世間のクチコミ、見栄、世間体、等々
様々な角度から検討し、候補のバイクを
選定させて頂きました
選定基準
1番の希望は
「旅するバイク」
であるということ、
長距離走ってもあまり疲れず、ダートも
走れればそれにこしたことはないが、
そんなにこだわらない
ポジションが楽で、排気量は
600CC以上。
荷物が多く積め
「コイツで、果てしない旅に出てやるか」
と いう気分にさせてくれる
そんな オートバイが欲しい
そしてもうひとつ大事なのは
2気筒エンジン
であること
若い頃は「直4こそ最高」
そう思っていたが
ジジー化した現在、「ビュンビュン」
高回転で回るエンジンは余り必要なく、
ツインエンジンの鼓動が心地よい
がしかし・・たまには熱く走りたい
そんなわがままな思いを
かなえてくれれば 尚更 いい
そこで、まず 候補に上がったのが
やはり・・
このバイク
BMW R1150GS 通称 イレハン

旅するバイクといったらこれに尽きる
と思います
このジャンルの先駆者的 ビックオフ
別名 ペリカンだの怪鳥だの呼ばれ
その走破性には定評がある
この1150GS、前回見に行った
1200GSよりひとつ前のモデルに
なるのだが、
1200より価格が30万程安く、
懐の寂しい私にとっては現実的
デザインも1200のほうが洗練されて
はいるのがが、ずっと見ていたらこっちの
方が好きになってきた
なんというかドイツっぽい無骨さ
というか、
剛健さというか・・そんなとこに
可愛さえも感じてしまう
重量は現行モデルより20キロ程重い
らしいが、コイツで林道は多分
走らないので、特に気にはしない
BMWで遥か秘境に行ってみたい・・
と、思うものの、心配なのは トラブルに
なった時の修理費やパーツ代
むかしむかし、バイクではないが、
当時、別名「六本木カローラ」と
称されるBMW3シリーズに乗っていた
時期があった
まだ独身時代で
「ビーエム乗ったら女にモテるぞ
ウハウハだぞ」 みたいな
神話を信じて、ブルーバードから
乗り換えた
当時、修理はディーラーに頼んでいたが 、
その、パーツ代と、修理費の
また 高いこと高いこと・・
高級キャバ嬢が整備してんの?
と思うくらい高かった
そして また
中古で購入したんで、たまたま
ハズレ車両に当たったのかもしれないが
「君は なんで、そんな虚弱体質なの?」
と車に語りかける程よく壊れた

いつも水温系とにらめっこ 、
電気系、ミッション、足回り、全て
が弱かった
「ふ~~、ビーエム乗りも大変だぜ 」
とため息をつきながらも
国産車しか知らなかった当時の私は
疑問をディーラーや購入した
中古屋にぶつけるが
いつも返ってくる答えは同じ
「欧州車っていうのは そういう
もんですよ 」
と・・・
それには、
「それがイヤなら、国産車乗りな」
と高飛車に言っているかのように
聞こえてならなかった
時代も変わり 今はあてはまらないと
思うのだが、
BMW =維持費がかかる
(個人的な意見です)
この構図が今だ 頭の隅にこびりついて
離れない
ただ、それを打ち消すかのように
魅力ある この エンブレム

なんだかんだ言って
ブランドって奴に弱いのかもしれない
そしてもうひとつ候補
これも
鉄壁のブランドでしょう
ハーレーダビットソン

旅バイクの定番、まさしくアイアンホース
私のモーターサイクルヒストリーも
一応
アメリカン風バイクから始まっております
(その1 参照)
・・実はけっこう ハーレー好き
なのですよ
なんか、フリーダムな雰囲気とか
本屋さんでセクシーなお姉さんが表紙の
ハーレー雑誌とかついつい手にとって
みてしまう

ただ、あんまり似合わないかな、
と思って敬遠していたが、
一度はハーレーオーナーになってみたい、
そんな願望も胸に秘めていた
それに、ハーレーはなんといっても
中古のタマ数が多い
狙うは883あたりだが、50万円台
の車両もけっこう出てるし、
アフターパーツも多いので、
じっくり永く乗って、自分なりの
旅仕様にカスタムする楽しみも多い
のではと思う
私は 余り、舶来信仰ではないし
見栄という気持ちもそんなに強くない
国産品、特に日本のオートバイは高性能で
優秀というのは重々承知なのだが、
欲しいバイク・・ そうとなると、
2気筒好みという事で
やはり外国車になってしまう
候補に上がってないが、KTMや
ドカッティ、トライアンフ、それぞれ
個性があり、正直 欲っする気持ちは
あるが、価格や中古のタマ数、
メンテ等を考えると
今回の候補に入ってないだけ
国産車は お家芸の4パツが多い
というのもあるので、なかなか
ビビビ とくるのが少ないのだが
そんな中で、最近
「おお、いいねえ~ なかなか」
と思ったのがこれです

スズキ Vストローム650
先日、伊豆に出かけた時、私の隣
のソロキャンパーがこれに乗っていた、
それをチラチラ見ながら
・・なんか いいな
と思った

現実的に使い勝手が良さそう、
車格も排気量もGSに感じた畏怖がなく
日本の道に適してると感じさせる
ただ、このモデル 新しいだけに まだ
中古のタマが極端に
少ない
購入するなら、新車となるのだが
80万前半で出ているのので
そんなに高くない
それに新車なので安心だし、ランニング
コストは安いだろう
こいつを2年位乗って、下取り出して
また、別の新車を買う
そういうサイクルが一番賢いのでは、
とさえ思ってしまう
安い中古車乗って、壊れて廃車して
また安い中古車買って・・
今の自分はこれに近いが、これって
もしかして 貧乏スパイラルなのだろうか?
BMW ハーレー 国産の新車
なんか、自分らしくないのでは、
という気も少し しているが
さてさて どうするか・・・
ここ最近、土日は仕事が入り
なかなかキャンプツーリングに
出撃は出来ないが
バイクで行動しているので
ぷらりとバイク屋さんをよく巡る
ある日、とあるバイク屋さんに立ち寄った

言わずと知れたバイク屋さん
ここで、1台のバイクが目にとまった。
目が会ったというほうが適切かもしれない
外に置いてあったので、最初はお客さん
が修理に出している車両かと思ったが、
念のため店員さんに聞いてみると
「本日入荷のピチピチフレッシュですよ
お安くしときますよ~」

と満面の笑みで答えてくれた
・・魚屋じゃあるまいし、中古バイクに
フレッシュもなかろうが・・
と思うものの、総してオジジというのは
居酒屋の本日入荷メニューとか、
本日 初出勤のホステスさんとかに
・・弱い

ヤマハTDM850
これは2代目モデル
なんとなく軟体生物を連想させる外観は
格好いいんだか、格好悪いんだか、判断
つかねるが、個性的ではあるな、と
思っていた
少しウンチクを語ると
このモデルは、270°クランク
という少し特異なエンジンで、
パラレルツインながら、Lツインの
ドカッティのような
フィーリング感を持つエンジン
開発コンセプトは
「キング オブ マウンテンロード」

(これは初代モデル)
石畳に対応するサスペンション
で荒れた路面も何のその、
山岳ワイディングも俊敏に走破する
アルプスローダーとして認知され、
欧州では そこそこ人気をはくしたが、
しかし
祖国 日本では押しも押されぬ
不人気車
正直言うと3ヵ月前までは、このバイク
の存在すら知らなかった
大型バイク買おうと思ってなかったし
しかし
日本市場ではスカタンこいたバイクだが
私のニーズには合致している
しかも、不人気ゆえに相場は安い・・
実は、先日 ネットで調べてわざわざ
とあるバイクショップまで これの色違い
モデルを見に行った
それはそれは錆びが多い車両で、
我がシェルパが綺麗に見えた程ガッカリ
させられたが、
その車両より、こちらのほうが
状態はいいようだ
ピカピカではないが、まだ許せる範囲
価格を聞くと 、だいたい相場どおり
高くもなく安くもなく というところ、
そのほうがいい、安かったら気持ち悪い
店員さんが薦めるので、股がってみた
重心が高く、足の長いバイク、そのゆえ
足つきは良くはないが、少なくとも
バレリーナではない
クラッチは軽く、ハンドルの
ポジションもラクそうだし、
カウルも風圧から老体を守って
くれそうに思える
「エンジン かけちゃってくださいな」
とニッコリ

コクリと頷き、
セルのボタンを押す
すると エンジンは直ぐにかかった
思いのほか、静かな排気音に拍子抜けの
感さえあり、シェルパの方が
バイクらしいサウンドではないかとさえ
思ってしまう
(シェルパのノーマルマフラー
はあなどれない、特に前期モデル)
だが、アクセルをグイっと回すと
270°クランクのパルス感と
ビックツインの咆哮が腹にずっしり
響いてくる
思わず顔がほころんだ

その表情を見逃さなかった赤男爵の
店員さんは、ここぞとばかり
セールストークを機関銃のように
たたみかけてくるが、
その話しは半分も私の耳に入ってこない
・・このバイクで 何処まで
走って行けそうかな・・
そんな事を自問自答していたからだ
気がついたら 店内の事務室の中で
椅子に座っておりました
接客→着座→お茶だし は商談の基本
なのでしょう
「では、これにご記入お願いします」
とローンの申し込み用紙を私の目の前
に差し出す 店員さん
顔は嬉しそうだ、聞いたらこの店の店長
だという
仕入れた物が 店頭に出す前に売れたのだ、
気持ちは分かる
自分でも驚いていた
朝、家を出る時は、今日 バイクを購入
しようなどと まったく考えてなかった
2万円のテント買うのにもなかなか決断
出来ない自分が、中古車とはいえ
それなりに高価な物を即決するとは・・
まさに衝動買い
決め手は、やはり
身の丈にあったバイク
これに尽きるかもしれない
BMWやハーレーといった人気者よりも
やはり、
私に見合う バイクは国産の
安々 不人気車
体格に合わず、予算的にも 厳しい、
そんな無理をしても後で苦しむだけ、
というのは50年の人生経験で得た
教訓なのかもしれません
BMWだの、ハーレーだの ピカピカの
新車だの は
将来の夢にとっておくことにしよう・・
それと もうひとつの決め手はこれ

ETC.がついていた
この、自動でバーが上がるやつ
これが・・欲しくて、たまらんかった
別に付ければいいじゃないとおおせに
なる方もいらっしゃるかもしれないが
わざわざ付ける程でもないのですよ
バイク用って高いし
ちなみに我が家の車にも付いておりません
「じゃあ、15分程お待ちいただけますか」
店長さんが、書き込んだローン用紙
を持って別室に入っていった
審査にかけて、直ぐに契約させる
つもりだろう
・・オフ車とオンロードの2台使いか、
わしもとうとう そんな身分になったか、
ちょっと贅沢かな、フフフ・・
そんな事を思いながらも 気分は良かった
ギャンブルはほとんどやらない。
タバコもキッパリ止めた。
ゴルフバックは納戸で埃をかぶっている。
たまには飲みにも行くが 、いつも
チェーン居酒屋の120分 飲み放題セット
このくらいの贅沢
神様は許してくれるだろう
(神様は許しても、カミさんは許して
くれないかもしれないが・・・)
これも、ブラック企業ながら、毎月の
給料もボーナスもそこそこ人並みに
支給してくれる 今 勤める 会社の
おかげだろう、
3、4年前なら食うのが必死でとても
とても 考えられなかった
・・感謝しなくては
などと 悦に浸り
そして、数分後
店長が別室から バツの悪そうな顔して出てきた
「・・すいません なんか ローン
厳しいみたいですね・・ダメみたいです」
「・・えっ・・」

しばし 絶句
お恥ずかしい話ですが
私の人生、
けっこう山あり谷ありでして・・
(谷が圧倒的に多いが)
金が無さすぎて、ローンの支払いを
何回か遅れた事がある
それが原因なのか?・・
それとも、生活苦のあまりサラ金に
手を出した事があり、
それがいかんかったか?
もしかして、すでにオーバーローン状態
なのか?
勤める会社をブラック企業などと
ぼやいていたが、
自分がブラックリストの
一員だったとは・・・


契約書です
はんこ 押しました
貧乏人の意地を 見せてやりました

「ローン ダメみたいですですが・・
どうしましょ?」
と困り顔で問う 店長さんに
動揺を隠し
なるべく 涼しい顔で
「あ、あっそう、・・・じゃあ、
現金で買っちゃおうかな、現金で」
と・・答えてしまった
納車は今月末位になりそう
店長さんが、私の懐事情を察して
給料日後にしてくれたのかもしれません
いい人のようです
問題はどうやって金を工面するか、
禁断の 娘の進学貯金に手を出すか、
それとも 高金利のプロミスか・・
それより カミさんに何時
「バイク買っちゃった・・ヘヘヘ」
と 報告するか
「・・う~~ん」
悩み多き日々が続きそうです
20年ぶりに赤男爵でバイク契約したが

今も これくれるのですね
では

Posted by ただのおじん at 12:30│Comments(6)
│ララバイ伝説
この記事へのコメント
こんばんは。
いやー、驚きました!!
20年前赤男爵で「いやー高くて買えないよ」と言って店を出た翌日、デスクの上に置いてあったZⅡの置物を見た以来の衝撃ですwww
TDMですか、良いバイクですね。
羨ましいぐらいの衝動買いですが、
奥さんへのご報告は・・・?
いやー、驚きました!!
20年前赤男爵で「いやー高くて買えないよ」と言って店を出た翌日、デスクの上に置いてあったZⅡの置物を見た以来の衝撃ですwww
TDMですか、良いバイクですね。
羨ましいぐらいの衝動買いですが、
奥さんへのご報告は・・・?
Posted by K-shi at 2014年02月08日 00:10
K-shiさん
カミさんには怖くて言えません。
多分言えないと思います。
「このバイクどうしたの? まさか・・
買った?」
「い、いや、K-shi がくれた」
でいこうと思います。
その時は口裏を合わせてくださいな。
m(_ _)m
カミさんには怖くて言えません。
多分言えないと思います。
「このバイクどうしたの? まさか・・
買った?」
「い、いや、K-shi がくれた」
でいこうと思います。
その時は口裏を合わせてくださいな。
m(_ _)m
Posted by 只野御仁
at 2014年02月08日 07:32

お久しぶりです。只野御仁さん。
ちょこちょこ読ませていただいておりましたが・・・。
購入してしまったのですか!
漢(おとこ)ですね(笑)
やっぱり、奥様には「バイク買っちゃった・・ヘヘヘ」戦法で挑むんですか(笑)
続きを楽しみにしております!
※私は最近、渡良瀬遊水池にドライブへ行きました。とても広くて、気持ちよかったです。日本史に刻まれる歴史あるところです(痛ましいものですが・・・)。宿泊キャンプはできなさそうですが、そちら方面にお出かけの際はぜひお立ち寄りくださいませ(近くに道の駅「北川辺」もあります)。
ちょこちょこ読ませていただいておりましたが・・・。
購入してしまったのですか!
漢(おとこ)ですね(笑)
やっぱり、奥様には「バイク買っちゃった・・ヘヘヘ」戦法で挑むんですか(笑)
続きを楽しみにしております!
※私は最近、渡良瀬遊水池にドライブへ行きました。とても広くて、気持ちよかったです。日本史に刻まれる歴史あるところです(痛ましいものですが・・・)。宿泊キャンプはできなさそうですが、そちら方面にお出かけの際はぜひお立ち寄りくださいませ(近くに道の駅「北川辺」もあります)。
Posted by 山かけ音頭 at 2014年02月08日 13:41
山かけ音頭さん
こんにちわ
漢(おとこ) というよりも、物欲に負けた、弱き オジジですかね。(笑)
ただ、この歳になっていつも思うのは、「人生 あっというまに終わるな・・・」
と。 だから、色々 焦りますわ。
渡良瀬遊水池ですか、情報ありがとうございます。
足尾・・・・ という所ですね
そちら方面に行く時は是非寄らして頂きます
こんにちわ
漢(おとこ) というよりも、物欲に負けた、弱き オジジですかね。(笑)
ただ、この歳になっていつも思うのは、「人生 あっというまに終わるな・・・」
と。 だから、色々 焦りますわ。
渡良瀬遊水池ですか、情報ありがとうございます。
足尾・・・・ という所ですね
そちら方面に行く時は是非寄らして頂きます
Posted by 只野御仁
at 2014年02月08日 19:10

はじめまして
いつも楽しく拝見させて頂いています。
大型と250オンオフ二台持ち
ライダーの夢叶えましたね
うらやましい~
私は、ジェベル200とスーパーカブ110プロの二台で、キャンプツーリング
楽しんでいる中年ライダーです。
納車されましたらインプレ楽しみに
しています。
いつも楽しく拝見させて頂いています。
大型と250オンオフ二台持ち
ライダーの夢叶えましたね
うらやましい~
私は、ジェベル200とスーパーカブ110プロの二台で、キャンプツーリング
楽しんでいる中年ライダーです。
納車されましたらインプレ楽しみに
しています。
Posted by にちてん at 2014年02月23日 04:19
にちてん さん
コメントありがとうございます。
夢はなんとか かなえましたが、
まだ「壁」が
立ちはだかっておるのですよ。
それは、カミさん (苦笑)
まだ、買ったと言えておりません。
うちのは バイクに全く理解がありませんから・・
納車されましたら また報告します
コメントありがとうございます。
夢はなんとか かなえましたが、
まだ「壁」が
立ちはだかっておるのですよ。
それは、カミさん (苦笑)
まだ、買ったと言えておりません。
うちのは バイクに全く理解がありませんから・・
納車されましたら また報告します
Posted by 只野御仁
at 2014年02月23日 06:51
